下積翠で偶然見つけた棚田に釘づけ

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 甲府と言えば武田信玄公。恵林寺など由緒や所縁(ゆかり)のある寺院も多いが、武田神社はいわばその “本丸” 。信玄公の城と居住地だった「躑躅ヶ崎館」跡を、規模はずいぶん小さくなっただろうが、神社として残したんだろう。

 甲府駅からまっすぐ伸びる「武田通り」は参詣道。ずっと登っているが、なかなかいい道だ。朝8時半を前に神官、巫女たちがぞくぞくと本殿に足を運んで来られた。朝のお勤めがはじまるようだが、こちらまで気の引き締まる想いがする。

 武田神社の裏手に「積翠寺(せきすいじ)温泉」という文字を見つけた。前々から気になっていた「信玄公のかくれ湯」の一つだが、まさか武田神社の裏山にあるとは思わなかった。後学のために見ておこう。

 自然の要塞を彷彿とさせる山と集落。甲府市内を眼下に一望する、いい山里だ。バス停の名前は「下積翠(しもせきすい)」。ここで偶然見つけた棚田に目も足も釘づけにされ一歩も前に行けなくなってしまった。

 田にはミミズが住み、糸トンボが稲穂に卵を産み付けている。いい光景だ。

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# by h-fuku101 | 2017-07-24 06:31 | Comments(0)

明野村のひまわりを訪ねて

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 ここは山梨県北杜市明野村。ひまわりの便りに誘われてやってきた。

 北杜市にはよく来る方だと思う。大好きな山高神代桜で有名な実相寺も北杜市にあるし、なにをおいても忘れてはいけない甲斐駒ケ岳を一番の近場で見られるのもそうだ。ただ、明野村には初めてやってきた。

 明野村。近ごろはトマトで随分お世話になっている。13年ほど前の町村合併で旧北巨摩郡の7町村がいっしょになって生まれたのが北杜市で、明野村もその一つ。八ヶ岳に似た山容を持つ茅ヶ岳の麓(ふもと)にあり、隣には避暑地:清里がある。よく走っているはずなのに、どうやら明野だけは悪気なく、避けて通っていたようだ。

 八ヶ岳や甲斐駒ヶ岳を背景にひまわりを撮りたい。が、世の中思うようにはならない。八ヶ岳は終日、ずっと雲の陰だし、甲斐駒もまた同じ。日没寸前になってやっと姿を見せてくれた甲斐駒さん、ありがとう。

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甲斐駒(右上)とコラボした逆光ひまわりがお気に入りの一枚



 

# by h-fuku101 | 2017-07-23 10:04 | Comments(0)

え、人間が死なない!?

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 今月初めにやった健康診断の結果を聞きに駅前クリニックを訪ねた。診察は午前9時から。「長く待つのも嫌だ」と8時半に行ったが院内はすでに満員。結局1時間半待ちで「全然問題ありません」の結果にありついた。

 待合室にはテレビが置かれている。普段はめったに観ない番組が流れていて、あまり好きじゃないコメンテーターが医療、IT、細胞学の第一人者にインタビューした模様を伝えている。

 数年前、コンピュータが囲碁のプロに勝つには最低30年はかかるだろうと言われていた。が、10年もしない間に達成されてしまった。AI(人工知能)だ。特徴は、コンピュータ自身が経験値を踏まえて加速度的に進化するというもので、そのスピードは人間の比ではないという。

 「30年もすれば癌(がん)は治療するのではなく、り患する以前の状態に戻せるようになるでしょう。老いた細胞も同じ。つまり不老不死の世の中が生まれるかも、いや、生まれるでしょう」。

 その情景を思い描く。が、いくら考えてもわからない。「人間が老いず、しかも死なない・・?」。わかることはただ一つ、30年後のことは知らない、多分知らない、知らないだろう。

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# by h-fuku101 | 2017-07-21 08:43 | Comments(0)

水と太陽を求めて=落日のそのあとで

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日没直後の西の空


 おやじの周りには、いつの間にか同じように夕陽を求める人たちが5~6人集まっていた。面白いもので、自然発生的に会話がはじまるが、クライマックスになると全員が無言。ホント面白いものだ。

 太陽が厚い雲の陰に沈んだ。その雲の陰にあるのも山。だから、いずれにしても五十歩百歩なんだが、それを機に居合わせた人たちが「じゃぁ、お先に失礼します」と帰りかける。

 “日の出前30分、日の入り後30分” はゴールデン・タイムだ。「騙されたと思って、もう30分間付き合ってみませんか?」。

 声はかけたものの、いつもいつもゴールデンになるとは限らない。これがむずかしい。でも、そこそこいい時間になったように思うが・・。それにしても、空ってホント、いろんな色に染まるもんだなぁ。

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気分をかえて南の空を見てみよう



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日没から10分ほど後には・・


# by h-fuku101 | 2017-07-20 06:25 | Comments(0)

水と太陽を求めて=湘南の夕陽

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 立石公園の風光明媚さは江戸後期、歌川広重が描いた浮世絵「相州三浦秋谷の里」で一気に知られるようになったという。願わくば同じような構図で夕陽を狙いたいものだが、今は時期が悪い。

 葉山の御用邸を過ぎ、最適の地を探してさ迷う。

 「おっ、ここは前に来たことがあるぞ。確か、この店でシラスを買ったなぁ」。ところは葉山町の小さな漁港。突堤には釣り糸を垂らす人たちの姿が半鈴なりに連なり、西には江の島が望めるほどに近くなった。「これで富士山が見えてくれれば最高なんだがなぁ・・」。

 さぁ、時間にして3時間ほども佇(たたず)んでいただろうか。この間ずっと、潮を含んだ風が背後から吹きつづけていた。それもおやじの風上にいた人の帽子が飛ばされ、たばこの箱が独楽のように転がってくるほどの力で。

 残念だが、水平線に沈む夕陽はここからは見られない。

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ねぐらに帰るカモメが3羽、いい位置に収まってくれた



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落日


# by h-fuku101 | 2017-07-19 06:30 | Comments(0)