山中湖畔エトセトラ
「頼むからてっぺんに沈んでくれ~」。祈ってどうする!?
およそひと月前に「今、カメラ業界は笑いが止まらないんじゃないか?」と書いた。もちろんカメラ業界の営業報告書などを見た訳じゃぁない。カメラ量販店に集まる老若男女、外国人…の実態を見てそう書いたんだが、同じ趣旨のことがカメラ雑誌にも書かれていた。
今、とにかくカメラ人口が多い。休日の富士五湖界隈は観光バスが行ったり来たりしている。首からカメラを提げた外国人旅行者を乗せたバスもあるし、「冬景色撮影ツアー」と銘打ったバスもある。そのどれもがほぼ満席状態だ。
2月上旬から中旬にかけての山中湖は、富士山頂に夕日が沈む「ダイヤモンド富士」の時期を迎える。何も知らないおやじ。立ち寄ったそば屋のポスターで知り、「今でも場所によってはダイヤモンドを見られるかも知れない」と聞いては走らない訳にはいかない。
だが、世の中そんなに甘くない。
「冬景色撮影ツアー」と思しきご一行も、「ミステリーツアー」に集まるご婦人方も、夕日が富士山横に沈むと見るや、早々に湖畔から立ち去って行った。
太陽が沈んだ山頂近くを飛行機雲が一筋流れていった
by h-fuku101 | 2013-01-24 05:57 | Comments(0)