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荒井浜海岸

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 朝4時過ぎ。三崎港近くで開かれる朝市に出掛けようとするがホテルの玄関は閉まっている。「すみませ~ん」。フロント奥で仮眠しておられるであろうおじさんに声を掛ける。

 「は~い」。寝起きがいいのか、それとももう起きておられたのか、機嫌のいい返事が返ってくる。

 「朝市に行ってきます」「はいはい」「ところで、富士山を撮るおすすめはどこですか?」「あぁ、それならなんと言っても荒井浜海岸ですよ」。このころには、朝市行きを希望する宿泊者を朝6時に送るバスの運転手さんも話しに加わり、荒井浜までの道順を一生懸命に教えてくれる。

 荒井浜海岸はホテルから歩いて10分弱の近場だが、ここへの道は、かつて三浦一族の居城だった荒井城址を巡り、油壷湾を見下ろす「神奈川県の道百選」にも選ばれているほどの道だ。

 富士山に朝の光が当たったのは6時24分。晴れてはいるが、少しモヤがかかっているようだ。山中湖畔で朝日を浴びる富士を仰いでから1か月近く経つが、夜明けは確実に20分以上は早くなっている。
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 前日の午後、油壷から三崎港への往還に見た油壷ヨットハーバーの景色が頭に残って離れない。

 朝の富士山を撮り終えたのが7時前。「朝食までにはまだ時間がある」とばかり、油壷湾へ急行する。

 登り始めた太陽に照らされたヨットたちがまぶしいくらいに輝いている。そして、そして、前日は雲にかくれて見えなかった富士山が湾の入り口に顔を出してくれている。

 「ひゃ~」。ここは油壷一番の富士山の撮影ポイントだ。夕方、シルエットに浮かぶ姿も絶対に絵になるだろう。
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by h-fuku101 | 2013-02-19 04:09 | Comments(0)

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