慣らし運転
さわやかな緑、緑、緑…。この時期の鍋割ルートは絶好ポイントだ
「高齢者、ばんざ~い!」などと独り言を言ってたら、無性に山の空気に触れたくなった。
「どこがいいかなぁ?」と目を閉じると、これまでに登った山々の情景が次々に浮かんでくる。だが、山に登りたい気持ちの裏側で、おやじの腰を引かせているのはここ1~2年の間に急におかしくなった足。左ひざの不安が大きい。右足親指付け根の痛みは我慢すればなんとかなる。右足ふくらはぎの張りは、毎朝つづけているストレッチでかなりよくなった。
「よし、今回は足慣らしだ。いい季節だから緑がいっぱいあればいいなぁ」。で、選んだのは表丹沢鍋割山登山口までのハイキングだ。
2年前の5月、「鍋割山は、風がさわやかな山だった。『ものすべてを染めるのでは』と思えるほど緑に覆(おお)われた山だった」と紹介した。その “緑たち” が忘れられない。
大倉から登山口までは片道約5㎞。急な勾配はほとんどない。だが、緑たちは、あの日と同じように迎えてくれた。
「近いうちに必ずもどってくるからな。それまで待っていておくれ」。
折り返しポイントの沢。沢登りはここから流れに沿って進む
鍋割山まではあと1時間ほどだが、登りはここからが正念場になる
by h-fuku101 | 2013-05-25 06:51 | Comments(0)