“レジェンド” から
日本のメダル数は8個。長野五輪につづき史上2位の好成績だと言う。そのほかにメダルが確実視され、個人的にも絶対に取らせてあげたいと思っていた選手たちもいるから、実質的にはこれまでにないほどレベルが高くなっているのだろう。
ジャンプの葛西紀明選手が “レジェンド” と呼ばれている。意味がわからない。どうやらほめ言葉らしいが、せっかくの言葉も意味がわからないでは “意味がない” 。
調べてみた。
「伝説になる予感がする」「伝説になるような名声を成し遂げた人物」「名声や悪名ゆえに誇張されたり美化されたりしてあれこれ語られる人物」…と言う意味らしいが、いずれにしても、解説者自身、「レジェンドそのものにピタリと当てはまる日本語の単語はないような気がする」と言う。
日本人が日本人を顕彰・称賛するのに適当な言葉がない。そんなさびしいことがあるか!確かに、究極の気持ちを言葉で十分に表すことはできないというならわかるが、世界に冠たる日本語の単語にないということはない。
さてさて、誰が名付け親かは知らないが、 “レジェンド” と呼ぶ前にふさわしい日本語を探す努力をしてくれたんだろうか? 「私自身の国語力では適当な言葉が見当たらないので外国語でお茶を濁した」ではどうにも困るのである。
by h-fuku101 | 2014-02-25 06:57 | Comments(0)