狛江のシクラメン
三国時代(西暦660年頃)、新羅に滅ぼされた高句麗や百済の人たちが多く渡来し、関東では武蔵国に移り住んだ。埼玉・高麗(こま)がそうだし、「高麗の人びとが住む入り江」が転じて「狛江市」になったとも言われる。
ちなみに、多摩川流域は麻や絹の生産、染色などが盛んで、奈良時代には天皇に納める「調(みつぎ)の布」が生産されていたと言う。これが転じて「調布」となり、「布田(ふだ)」「染地(そめち)」などの地名が今に残る。また「砧(きぬた)」は「衣叩き(きぬたたき)」が転じた。
多摩川にさらす手作りさらさらに何そこの児のここだ愛しき 万葉集巻14 3373
狛江市には万葉歌碑が残されている。この碑からほど近いところに「小町園芸」があり、今、シクラメンがきれいな花を付けている。シクラメンはあちこちの公園などで観てきたが、ここのは種類も、花の色つやも大きさも全然違う。多くの人が来園してプレゼント花を買い求めている。
※撮影メモ
「小町園芸」
〒201-0012 東京都狛江市中和泉4-11-8
☎03(3489)1478
年内は12月31日まで営業
by h-fuku101 | 2014-11-20 06:30 | Comments(0)