ティンパニ奏者のOさん

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 ところで、東京交響楽団の「名曲全集」には、会場のミューザ川崎が東日本大震災の影響で天井崩落したため中断した時期はあるが、足掛け6~7年通っている。こうなると話したこともないのになぜか印象に残る演者も出て来ようというもの。

 もともと山の師匠Nさんの紹介でバイオリニストのSさん、ビオラ奏者のAさんとは親しくしてもらってきたが、気になるのはティンパニ奏者の首席演奏者Oさん。

 他のメンバーが精々、畳1畳ほどのスペースに納まって演奏しているのに、Oさんの場合は、畳数にすれば6~8畳はあろうかという広さにティンパニ4台を並べ、周りを睥睨(へいげい)するように端座している。おやじはその姿を見て、秘かに “孤高の人” と呼んでいるが、いやいや毅然としていて実にいい。

 気がつくと、ティンパニを叩くOさんの動きに目を奪われていることがある。こうなると “音” が遠くなる。

 指揮者と楽譜に等分に目をやり、一心不乱に演奏をつづけるOさん。ただ、どこかに余裕を感じさせ、必死さを微塵(みじん)も出さない姿がまたいい。
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by h-fuku101 | 2015-01-15 06:55 | Comments(0)

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