あしかがフラワーパーク Vol.2
「料金は、きょうから1700円ですよ。昨日までは1600円。1700円と言うのは花がそれだけきれいってこと。えっ、おトイレ? おトイレは後」。誰かがだれにともなく料金を聞いたんだろう。それを聞きとめたおばさんが独り言のように話している。どうやら地元の人のようだ。
これを皮切りにおばさんに質問が飛ぶ。「この辺に織姫神社ってあります?」「館林のツツジってきれいですか?」。なんでも仙台から来た人たちらしいが、質問がいつしか家の話しへと変わる。「織姫神社って子宝の神らしくて、うちの嫁さんにまだ子供ができないので・・」。
舞台は一転して園内。「そこの建物の裏にある白藤が満開になっていますよ」。大きな藤棚横の、咲き始めたばかりの白藤を撮っていたおやじに係の人が声を掛けてくれた。
そして、出口。「足利市駅行きのバスはどこから出ますか?」はおやじ。出口近くにいた女性が、手づくりの時刻表と地図を探しに走り出してくれた。
今朝は、人々の会話と行動から “親切心” と “世話焼き” の違いについて考察してみたかった。結局、よくわからないが、どちらも根は “やさしさ” にあるようだ。
by h-fuku101 | 2015-04-29 05:17 | Comments(0)