蕎麦処「るりり」
神代植物公園正門前にある蕎麦処「るりり」。一見 ‶取っつきにくそう‶ で、自分でも「商売に向いていない」と宣(のたま)うご主人だが、今では気軽になんでも話してくれる。
冬の神代植物公園は訪れる人も少なく、ために店もそう忙しくなさそう。
「今、公園に行って来られました?」
「はいっ!」
「人はいましたか?」
「いいえ。空いていていいですよ」
互いに笑いながらの会話。だが、よ~く考えればひと言多い。「空いていて」が「いい」と思うおやじと「売り上げにかかわる」と思うご主人。もちろん気分を害した様子はないが、何気ない言葉にも棘(とげ)はあるもの。「要注意」っと。
このご主人、奥さん共々、大変な子煩悩。店の名前「るりり」も長兄「るい」、長女「りん」、弟「りく」に由来していると言う。
商売人ではなく、 “職人” が打つ蕎麦は絶品だ。
by h-fuku101 | 2016-01-08 06:35 | Comments(0)