終生の ”主治医”
”水頭症初期” と診断されて1年。「変わったことがあれば来てください」「定期だと?」「年1回程度で結構です」の1年が過ぎた。
「どうです? 変化を感じていますか?」
「いいえ、特に」
「歩行困難は? 失禁は?」
「いいえ、ありません」
「では、MRIの予約を聞いてみましょう」
先生が検査技師に電話をする。
「どう? きょうは混んでる?」(そうでもないです)
「あっ、そう。じゃぁ、今から1人入れてもらえる?」(どうぞ)
「急だけど、今から(MRIを)やっちゃいましょう」
電話のやり取りで先生と技師との日頃の関係がうかがい知れる。人間関係のツボの一つですなぁ。
「あぁ、全然進んでいませんね。他に悪そうなところもない。変わったことがあれば来てください」
「1年後に来てもいいですか?」
「心配ならね」とニッコリ。
なんとも気の休まる先生ではある。
この日、「貴殿を終生の主治医に認定す」のスタンプを押した。
by h-fuku101 | 2016-07-05 08:40 | Comments(0)