「水郷・潮来」にて = Vol.4 朝の陽ざし
10日は土曜日。梅雨入りしていると言うのにいい天気だ。日の出のときの赤みを帯びた光に、ときの経過とともに白っぽさが加わり、照明度も増している。
朝4時半過ぎ。目の前に展開するいっぱいの花たちに分け隔てなく光が当たり、まだ眠りのなかにいた花菖蒲が一斉に輝き始めた。コンビニで買い求めたコーヒーは完全に冷め切ってしまったが、そんなことはどうでもいい。今という絶好機を逃してどうするんだ。
6時前、おやじのなかの祭りが終わった。カメラを納め、朝の散歩を楽しむおじさんたちとしばし歓談し、旅館にもどる。
さっき、地元のおじさんが、「来年は、見ごろになったら連絡してあげるよ」と言ってくれたのにそのままにしてきたことを少し後悔する。が、「よ~し、風呂にするか!」の一声で想いは断ち切れた。
by h-fuku101 | 2017-06-14 06:56 | Comments(0)