春を訪ねて=琵琶湖畔から
王府京都との境を屏風のように固める比良山系
近江八幡市は近江商人発祥の地。今は亡き「近江源氏」のご主人:浦谷栄治さんは折に触れ、 “三方よし” を基本とする近江商人の心意気を教えてくださったが、それは駅前広場の石碑にも刻まれている。
「町を知るには、まず高見から」。
運よく町を見下ろす八幡山までロープウェーがある。豊臣秀吉の甥で、後に関白にまで登りつめ、和歌山県の高野山で非業の最期を遂げた秀次は近江八幡の領主。頂上に残る八幡山城址や碁盤の目状に整備された町並みなど、今もあちこちに面影が残る。
琵琶湖をはさんで西には雪をかぶった比良山系。丑寅(うしとら・東北)には、これまた雪に覆われた伊吹山。「西の湖」の対岸には、織田信長が城を築いたという安土山が望まれる。
「比良山かぁ・・。よくスキーに来たなぁ。まだ小さかった娘がリフトに乗るおやじのひざで寝てしまったなんてこともあったっけ・・」。昭和50年頃の思い出がよみがえる。
by h-fuku101 | 2017-04-06 08:51 | Comments(0)