春を訪ねて=「近江八幡水郷めぐり」から

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葦(よし)の群生地をゆらり、ゆらりと舟が進む


 ~迷路のような葦(よし)の群生地を古風な手こぎ舟でゆっくりと進んでいく。ここは「琵琶湖八景」の一つに数えられる景勝地「近江八幡水郷めぐり」である~(水郷紀行ガイドブック抜粋)

 池波作品の「剣客商売」や「鬼平犯科帳」、「藤枝梅安」などは欠かさず観ているおやじ。その撮影場所の一つで、司馬遼太郎翁の「街道をゆく-24」にも登場するのが八幡堀や西の湖を行き来する手こぎ舟--と聞けば乗らない訳にはいかない。

 この地の季節はまだ早春。葦の生育には少し早いようだが、気分はさっきから秋山小兵衛になり切っているおやじ。カイツブリやカモなどの水鳥が出迎えてくれる。乗船時間は約90分間。水面(みなも)を渡ってくる風が冷たい。

 この日は、舟が流されるくらいに風が強かった。年老いた船頭さんはたった一人で風に立ち向かい、抗(あらが)って舟を進める。吐く息は荒く、気の毒で気の毒で、さりとて何もできないおやじたち。最後は小兵衛は脳裡から抜け落ち、観光気分もすっかりなくしてしまっていた。

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八幡堀を彩る柳の新緑がきれいだ



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近江商人の絶大な信仰を集める日牟礼八幡宮



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かわらミュージアムは「八幡瓦」の魅力を見つめる博物館



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八幡堀を行き来する舟と町並み。目明しの弥七親分が今にも現れそうな



 

by h-fuku101 | 2017-04-07 08:01 | Comments(0)

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