予想屋
昔、競馬場に、頭にハチマキをし、耳に赤鉛筆をはさんだおじさんが、みかん箱のうえで叫んでいる姿をよく見た。予想屋だ。今は、賭け事はしないからこの姿を見ることもなくなったが、いつも思ったのは「そんなに当たるんだったら、自分で馬券を買えばいいのに」だった。
各省庁では今、表面上は平静を装いつつも、内部では戦々恐々の面持ちでその動向、結果を見守っていることだろう。8月は来年度予算の締切月だ。従来の年なら12月まで各省庁と財務省との予算折衝が続くが、大臣が交代することにでもなれば、すべて絵に描いた餅になることもある。
サンデー毎日のおじさんは、友人一人ひとりの顔と苦悩に想いを馳せつつも、今日も各選挙区ごとの当落予想を無責任に繰り返している。
by h-fuku101 | 2009-08-21 09:43 | Comments(0)