2013年 08月 28日 ( 1 )

山形行記=山寺

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納経堂は山内で最も古い建物。麓の集落との対比はすばらしい


 蔵王から山形経由で天童に向かう。途中には、これも楽しみにしている「立石寺(りっしゃくじ)」、通称「山寺」がある。

 話しはそれるが、娘の旦那は元高校球児。それも主将を務めていたという。彼の母校が走っている道の左に見えてきた。わずか2~3㎞行くと今、カーラジオで前橋育英校との準決勝戦を戦っている日大山形だ。婿(むこ)が、遠い昔のしがらみや怨念をかなぐり捨ててライバル校を応援しているという。そう、車で走った当日は、山形が県を挙げて熱く燃え盛っている一日だった。

 泊りは天童。チェックインを済ませてから山寺に向かう。駐車場は寺の近くだが、「帰りには土産を」が条件。「OK!」と返事して「さぁ、千段超えの階段に挑戦だぁ」。

 山寺は西暦860年、清和天皇の勅願により慈覚大師が開いたと伝えられている。これほど急峻な山によくも創建したものだ。そして、より驚かされるのは、そのときに灯された火を今も守り続けているという。もう凡人の想像の域を超える。

 下界に戻り土産屋に入る。

 聞けば、ご主人は日大山形の野球部OBだという。今回、残念ながら決勝進出はならなかったが、県内だけに出された “号外” を前に熱い想いは存分に語り合えた。もちろん話しの節々で婿にも再三、登場願ったが…。

 「で、駐車代は?」「そんなもの、結構ですよ。気をつけて旅を楽しんでください」…。山形は熱く、そして、あたたかい。
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1848年に再建された仁王門。左右の像は運慶の弟子たちの作

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“静けさや~”。根本中堂横に立つ芭蕉の句碑


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岩穴には弥生時代以来の古い人骨も見られるとか



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県内限定の号外。裏には甲子園での戦いの過程が書かれている


by h-fuku101 | 2013-08-28 05:01 | Comments(2)