日めくり「奥の細道」

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 大好きな番組の一つに「新日本風土記」がある。その特別版とでも言うんだろうか、俳人松尾芭蕉が曽良と旅した「奥の細道」を日めくり風に紹介する番組が今、再放送されている。彼と同じ道をたどるのは女優の佐藤藍子さん。

 草の戸も住み替はる代ぞ雛の家 芭蕉

 都営新宿線森下駅からほど近いところにある芭蕉記念館。ここを最後の住処(すみか)に奥の細道へと旅立って行ったのは今の4月下旬。芭蕉46歳の春だった。佐藤さんの旅はもう石巻、平泉を過ぎ、今日明日には尾花沢、立石寺あたりに着く。おやじもほぼ10日後には彼の足跡を追うことになろう。

 旅に病んで夢は枯野をかけ廻る 芭蕉

 芭蕉はこの辞世句を残して大阪で死の床につくが、たまたま母が眠る墓前の石碑に彼の足跡が記されている。妙に因縁的である。

 奥の細道。かぎりないロマンだ。
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by h-fuku101 | 2013-08-13 06:44 | Comments(0)

炎暑列島はスポーツ王国

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 高知四万十、甲府、館林…、連日40℃近い温度を記録し、日本列島はまさに炎暑の夏だ。「俺、夏大好き人間!」なんて広言してはばからなかったおやじも、手足や肩まで真っ黒になったのを機に少し外出を控えるようになった。

 そんなおやじに付き合ってくれているのがスポーツ。

 朝は全米プロゴルフ選手権で1日が始まり、全国高校野球大会がそのあとを引き受けてくれる。日が暮れるとプロ野球。そして、世界陸上で1日が終わる。これに大相撲が加われば言うことなしだが、それは贅沢というものだろう。

 気づけば涼しい部屋で終日ゴロゴロ。

 スポーツを観ているこちらは運動不足でますます肥満の度を増しそうな雲行き。マグロと同じで動いていないと生命を維持できない奴が動きを止めてどうする。さあ、暑さに負けず、元気に出掛けよう。
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by h-fuku101 | 2013-08-12 06:34 | Comments(0)

佐倉の朝顔 Vol.3

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 千葉県佐倉市は小さな町だ。北に京成佐倉駅、南にJR佐倉駅があり、この両者を南北2㎞ほどの丘がさえぎっているが、この丘に町の中枢が集中している。

 徳川家康の命を受けた土井利勝が慶長15年(1610年)、佐倉に配され、翌年から7年間をかけて佐倉城を築城した。以来、佐倉城は江戸防衛の東の要衝として徳川譜代の有力大名たちが封ぜられたため、俗に「老中の城」とも呼ばれたという。

 佐倉258年の歴史のうち141年間を堀田家が治めた。幕末、筆頭老中としてハリスとの条約交渉に臨んだ堀田正睦(ほったまさよし)もその一人。深刻な財政難を立て直し、蘭方医の佐藤泰然を招いて「佐倉順天堂」(後の「順天堂大学」)を開いたりもした。

 3年前はこういうことも知らず、残された武家屋敷なども見ないままに戻ってしまった。朝顔鑑賞の後は、しばし往古探訪の旅。日清・日露を戦った児玉源太郎氏の旧宅跡がここにあるとは知らなかった。
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武家屋敷へとつづく「ひよどり坂」は趣のある竹藪坂(上・下)


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by h-fuku101 | 2013-08-11 08:00 | Comments(0)

佐倉の朝顔 Vol.2

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今朝は “正木系統” のいくつかを紹介する


 もらった説明書きに変化朝顔の名称について書かれている。

 なんでも第二次ブーム(嘉永・安政期)に名付けの基本ができたらしい。少しわかりにくいが、それは “葉の色、模様、質+花の色、模様、花弁の形、咲き方、花弁の重ね” を順番に記述し、必要に応じて付加していくというものらしい。

 たとえば、「黄斑入渦柳葉 紫撫子采咲牡丹」というのがある。前半が葉についての記述。「黄葉の斑入りで『渦』と『柳』の突然変異が入った葉であることを示している」という。後半が花についての記述だが、「紫色のナデシコのような花弁で、采咲きという細かく切れた咲き方、そして、多弁化した『牡丹』であることを示している」らしい。

 普通ならエトキで一つひとつ名前を紹介するところだが、それぞれの鉢には上に例示したような名前がズラッと書かれている。お察しくだされ。

 園芸の世界への壁は、やはり高く、そして険(けわ)しい。
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by h-fuku101 | 2013-08-10 04:32 | Comments(0)

佐倉の朝顔

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今朝は出物系統の中でも “牡丹出物” と呼ばれる花を紹介する


 JR南武線、小田急、JR中央線・総武線を使って2時間、やっと佐倉駅に着いた。佐倉城址の「くらしの植物苑」で開かれている「伝統の朝顔展」を観るため、はるばる訪ねてきた。今回で2回目だ。

 「伝統の朝顔展」のテーマは「変化朝顔」。

 変化朝顔は江戸時代以来、幾度かのブームを経て今に受け継がれているらしいが、近頃では西欧の品種も取り入れられ、新たなブームが巻き起こっているとか。

 変化朝顔は大きく言って「正木(まさき)系統」と「出物(でもの)系統」に分かれるらしい。撮影は好きでも園芸には無知なおやじ。誤解を恐れず言うと、花に “朝顔らしさ” が見られるのが正木系統、「これが朝顔?」って言うのが出物系統。ただし、責任は持たない。

 朝9時半の開園に合わせて到着したが、折りからの猛暑。ほとんどの花がもう萎(しぼ)んでいた。
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by h-fuku101 | 2013-08-09 06:37 | Comments(0)

立秋

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 ことしの夏は、夏らしくスカッと晴れ、太陽がカーッと照りつける日が少なかった。ところが、「立秋」と聞いた途端の夏日和。 “暑さの絶頂に訪れる秋” とはまったくもって皮肉な話しだ。

 そんな日に虎の門界隈を歩いていた。アスファルトの照り返しが、かくも暑いものであることを何年ぶりかで実感した。

 夕方のニュースで、東西につづく道と南北にのびる道では体感温度がかなり違うとの話しを聞いた。虎の門を歩く前にその話しを聞いていれば、南北にのびる道だけを選び目的地に行くことを考えたのに…。

 「アスファルト・ストレス」なる言葉もあるとか。幸い、そんな道を歩くことも格段に少なくなった。

 いずれにしても、残暑厳しき折り、秋という言葉に惑わされることなく、くれぐれもご自愛くだされ。
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by h-fuku101 | 2013-08-08 06:26 | Comments(0)

県立四季の森公園

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 JR横浜線中山駅から15分ほどのところに「県立四季の森公園」があると聞いた。「どんなところだろ?」と早速、JR南武線、東急東横線、JR横浜線を乗り継ぎ、出掛けてみた。

 行きはバス。最寄駅「長坂」を降りたところに乳母車を6~7台連ねた若手ママの一団。

 「すみません。四季の森公園はどちらですか?」。
 「あっ、私たちもこれから行くんです。確かこちらのはずなんですが…」。

 2~3人のママからいっせいに異口同音の返事。「私たちも行く」と言われると、 “付いていかないと” という気になるが、“はず” という曖昧(あいまい)さにまだヨチヨチ歩きも混じっている集団。1分後、「ありがとうございました」と決別を決意した。

 まさに森だ。トンボやバッタ、セミにカブトムシなどを捕りに来ている子供たちが目立つ。噴水広場の水と戯れているのは保育園児たちか? 夏休みの自由研究にはかっこうの環境だろう。

 結局、山をくだり、谷を歩き、そしてまた山を登る…。カワセミ狙いのおやじたちを横目に見ながら “横浜らしい地形” を堪能した一日なり。

 そして、きょうは早くも立秋。
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by h-fuku101 | 2013-08-07 06:42 | Comments(0)

さぎ草

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 西立川駅に降り立ったのは朝9時50分。

 「えっ?」。

 昭和記念公園入口から延々とつづく人の列は駐車場下にまでおよぶ。距離にすると200m近くにもなるだろうか?猛暑日が予想される5日。みんな涼と水を求めてプールにやってきた人たちだ。

 「こちらはパスポートがあるけど、公園に入るだけの人もこの列に並ぶの…?」。その心配もつかの間、列はキチンと区別されていて、プール以外の人は全然並んでいない。

 3日から恒例の「さぎ草まつり」がはじまった。

 花を追っていると、1年という月日の経つのは本当にあっと言う間だが、ことしもまたボランティアの人たちが丹精込めて育ててくれたさぎ草と出会える。

 それにしても、さぎ草って不思議な姿をした、それでいてかわいいと思える花ではある。
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こちらは3機編隊飛行


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空を舞うイメージを狙うが…


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水辺をバックに集うさぎ草




 

by h-fuku101 | 2013-08-06 06:27 | Comments(0)

初サイクリングは薬師池公園

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薬師池は老若男女でにぎわっている


 愛車候補に乗り始めて4日。川崎緑化センター、神代植物公園、野川には行ったが遠出というほどではない。「よし、きょうは薬師池公園まで足を伸ばしてみるか」と出掛けたのは3日(土)。

 薬師池は町田市にある。片道15㎞ほどだろうか。ただ、道中は結構アップダウンがあり、距離以上に足に来る。そのうえ道は狭く、交通量が多い。走行のほとんどは人一人通れるだけの歩道に頼らざるを得ず、いつも人の往来を気にしないといけないから神経が疲れる。

 公園まではもう少し。500mほどつづく急な「榛名坂(はるなざか)」が最後の “心臓破り” だ。

 薬師池公園はハスが有名で、今が見ごろ。ことしは7月3日に一番花が咲いたとか。目下、50~60本が開花し、つぼみが100本ほどもあるという。4日(日)には観蓮会も開かれたようだ。

 もう少し近場にあると頻繁に来たくなる、そんな公園だが、気づけば蜩(ひぐらし)がアブラゼミを圧するくらいに鳴いている。
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セミが成長の記録をあちこちに残している


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はまゆう。どことなくロマンを感じさせてくれる名前だ


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ハス田全景。ざっと見渡すだけでもかなりの花数が見られる





 

by h-fuku101 | 2013-08-05 04:53 | Comments(0)

気がつけば “野川”

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野川の土手に咲く白花のサルスベリ。眼下にはカワセミとシラサギがいる


 世田谷にひまわり畑があるという。地図で見るとそう遠くない。さっそく愛車候補と出掛けることにする。

 「すみません、この近くにひまわり畑がありますか?」
 「このまま行くと川に出ますから、その手前の右側です。でも、まだ咲いてないですよ」。ひまわりの背丈はまだ30cmくらい。ご指摘のとおり、花は全然、咲いていない。

 「そう言えば、今の人『川』って言ってたよな」。

 川筋に出る。それが大好きな野川だとすぐにわかる。その途端、初めての地を訪ねるときに抱く無意識の緊張感がほぐれてしまっている。カワセミが2羽、朝の団らんを楽しみ、シラサギも片足立ちにリラクゼーション・タイムを送っている。

 咲いていないひまわりのことはもう脳裏から消えてしまった。川沿いに自転車を走らせながらも、目と気持ちはすっかり野川に吸い寄せられている。野川は、やっぱりいい。
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by h-fuku101 | 2013-08-03 08:36 | Comments(0)