菅刈(すがかり)の棚田

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 ところで、今回の撮影行のベース・キャンプに選んだのは松之山温泉。さあ、旅館の数にして10軒もあったろうか?源泉温度98℃の熱湯が少しずつながらも直接、湯船に流れ込み、指で触ろうものならやけどは間違いない。土地勘がないから最後は「えいやー!」で選んだが、結果的には食事も、サービスも、温泉も、そして、足回りも最高だった。

 「ここから星峠まではどれくらいですか?」
 「車で30分です」

 「松代(まつだい)・松之山線を走ればいいですか?」
 「はいっ。途中、池尻という交差点がありますが、そこで大きく左に曲がってください。まちがいやすいのはそこだけです」

 「明日は、朝早く出るので、朝ごはんは要りません」
 「では、8時半にしますから、もどってから食事してください」

 一事が万事、打てば響くように返事が返ってくる。しかも、すべての客をどんなときも名前で呼んでいる。規模が大きくないからこそできるんだろうが、恐れ入った。

 星峠の棚田を終えても8時半にはまだ2時間以上ある。こちらに来てわかったが、十日町市の「松代地区」だけで9つもの棚田がある。気になった菅刈棚田に向かうことにした。

 棚田の規模はそれほどではない。が、朝霧がすごい。幻想的だ。
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棚田は “あっという間” に朝霧に覆われた


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翌日にもう一度訪れた本来の棚田。牧歌的でもある


by h-fuku101 | 2014-10-31 06:51 | Comments(0)

星峠の棚田

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稲刈りは終わり、田には早くも水が張られている


 星峠に立ったのは朝の4時半。満天の星は予想外だった。

 あたりは漆黒の闇。棚田に向かって目の前に展開しているのは北斗七星だ。ひしゃくの柄(え)を下にして、見事なまでに光り輝いている。後頭部あたりにあるのがオリオン座、左手にはカシオペア座。これほどまでにきれいな星空は大阪・和歌山県境にある友ケ島以来だから、40数年ぶりか。

 ひたすら車のヘッドライトだけを追い続けてきた目には漆黒の闇はこわい。携行したライトを点けると「バルブ(星空撮影)をやっているから消してくれ」と言う。三脚を立てる場所だけを確保し、周囲が少し明るくなるまで待つことにしよう。

 「船橋から来た」というおじさんは3回目だと言う。「普段は鳥をやっている」とも言う。何はともあれ、待望の星峠にやっと来た。
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今回の撮影行での “自賛の一枚” は皮肉にも棚田の横にあった


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星峠から菅刈棚田への移動の道すがら


by h-fuku101 | 2014-10-30 06:19 | Comments(0)

清津峡

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 清津峡(きよつきょう)。黒部峡谷、大杉谷とともに日本三大渓谷のひとつに数えられる国の名勝、天然記念物だ。

 大杉谷は奈良県と三重県の県境にある大台ケ原の一角にあり、14歳のときに体験した。黒部峡谷を見たのは3年前。そして、今回の清津峡。50年余かけて日本三大峡谷を踏破したことになる。

 信濃川の支流・清津川の流れが造った峡谷で、その雄大な景観美を形成する柱状の岩は「柱状節理」といい、岩が冷えて収縮する際、垂直に六角柱状の節理が生じたものだという。

 往復1.5kmのトンネルの途中に設けられた見晴所からは、この節理を安全に見て取れる。冬は、この見晴所をも埋め尽くすほどの雪が積もるというから、いゃぁ、すごい。
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日暮が早い山裾にも紅葉は確実にはじまっている


by h-fuku101 | 2014-10-29 05:59 | Comments(0)

へぎそば

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 越後湯沢駅からほくほく線に乗り、 “絶対に来たい” と思っていた町の一つ「十日町(とうかまち)」へ。十日町着はちょうど昼どき。普段は、その土地の名物などにあまり関心がないが、「おっ、十日町と言えばへぎそばじゃないか」・・。

 へぎそば。

 「へぎ」とは、ひのきや杉などで作った折敷(四角い器)のこと。これに手繰りで一口ずつ食べやすいように並べて盛った魚沼地方独特のそばがへぎそば。つなぎに「布海苔(ふのり)」を使っているのが特徴だ。

 季節はちょうど新そばの時期。駅前には10m間隔に「地そばまつり」の幟(のぼり)が立ち、市内23店が訪れる人たちの食欲を刺激し、満たしてくれる。うまい! のどごしが最高だ!

 さぁ、明日からは日本三大峡谷の一つ「清津峡(きよつきょう)」、星峠や菅刈(すがかり)の棚田、美人林、秋山郷などの近況をお知らせしよう。
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あえて裏通りの、こだわりもありそうな「田麦そば」さんに入る



 

by h-fuku101 | 2014-10-28 06:18 | Comments(0)

久々の新宿御苑にて

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 千駄ヶ谷からの帰り、久しぶりに新宿御苑を歩く。

 デング熱騒ぎでは感染者は出ていないが、大事を取って1か月余閉園したのがよかったのか、芝生は擦り切れていた部分が回復してグ~ンと広がりを増し、色もあざやかさを深くしている。

 桜はまだ緑の葉を残し、イチョウも青い。先の台風で倒れたんだろうモミジ樹が池に頭を突っ込み、今も無残さを残している。これで秋の撮影スポットの一つがなくなってしまった。残念だ。

 一人の青年がイチョウをバックにベンチに座り、イヤホーンから届く音に耳を傾けている。ときどき独り言をつぶやくのを見ると英会話の勉強でもしているんだろうか。その姿が、妙にイチョウとフィットしていて、いい。

 久々の新宿御苑だが、きょうはカメラがない。
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※来週の火曜日にまたお会いします。

by h-fuku101 | 2014-10-25 06:02 | Comments(0)

秋色探し

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 昨日は、二十四節気の一つ「霜降(そうこう)」。およそ2週間後にめぐってくるのは「立冬(りっとう)」。早や冬の入口だ。

 丸2日以上、冷たい雨が降った。うち1日は「家にいるのも仕方ないか」とあきらめたが、いくら雨だからと2日間もじっとしていては精神衛生上、よくない。神代植物公園に出かけた。

 団塊世代が何組か、入口近くに屯(たむろ)している。この年代は、昔からどうして “徒党(ととう)” を組むのが好きなんだろう? 小学校時代は決まって年1回以上、隣組と集団で喧嘩をしたが、それもこの年代。もっとも、先頭に立つのはいつも悪ガキどもで、上品な女の子らは見向きもしなかったが・・。

 何はともあれ、団塊世代の足はバラ園とダリア園へ。こちらはひたすら秋色を探す。
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by h-fuku101 | 2014-10-24 06:25 | Comments(0)

ひねもすのたり

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 昨日は終日、雨。小やみになったタイミングを見計らって買い物などに出掛けはしたが・・。何することもない。

 冷蔵庫にダイコンがあった。朝から昆布と煮干しでじっくりとダシをとり、煮る。うまい! 

 こんな料理をするたびに思い出すのは秋山小兵衛。ときがゆっくりと流れる江戸時代の、それも鐘ヶ淵あたりでの半隠遁(いんとん)生活。ちなみに息、大治郎の好みはもっぱら “ねぶか汁” 。

 きょうも一日、雨。さて、今夜の献立は・・?

 ひねもすのたり、のたりかな。
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by h-fuku101 | 2014-10-23 05:17 | Comments(0)

晴耕雨読の一日

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 晴耕雨読の隠居生活に天気予報はなくてはならない。

 「午後には雨がやむか!? よし、やめば間髪を置かず生田バラ園にダッシュするぞ」・・。結局、家を出たのは午後2時半。午後4時の閉門まできっちり1時間の鑑賞タイムだ。花を観るだけならいいかも知れない。が、写真に収めるには短か過ぎる1時間なり。

 きょうは終日、雨の予報。幸いKC(カンザスシティ)ロイヤルズとSF(サンフランシスコ)ジャイアンツのワールド・シリーズ第1戦がある。そして、夜はボクシング世界バンタム級選手権。観ているこちらが運動不足になってはいけないなぁ。

 ただいま朝の5時過ぎ。気温は今が一番高く、時間の経過とともに寒くなると言う。お互い風邪などひかないよう注意しよう。
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by h-fuku101 | 2014-10-22 05:18 | Comments(0)

ボケの救世主

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 はじめに思ったことが、少し別のことを考えた途端、抜け落ちることが多くなった。

 「きょうは月曜日か。公園は昭和記念公園以外、休みだなぁ」。
 「そう言えば、生田緑地のバラ園がオープンしているんだが、そろそろ行ってみるか!? 開園時刻までまだ間があるなぁ。よしっ、川崎緑化センターにでも立ち寄って行こう」・・。かくて、 “その前” で「本日休園」の看板にぶち当たり、「あっ、きょうは月曜日だった」に立ちもどる。

 噺(はなし)の “オチ” は、バラ園も休園日。「もうきょうはどこへも行かない! 絶対に行くもんか!」。

 自宅にもどり、今、はまっている桂枝雀師匠の落語に聴き入る。おやじのボケを水際で救ってくれているのは師匠が与えてくれるお笑いなり~
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by h-fuku101 | 2014-10-21 06:37 | Comments(0)

散歩道での雑念

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 朝6時前の散歩道。

 登り始めたばかりの朝日が真正面から目に突き刺さる。帽子を目深にかぶり、さらにツバを下げると視界に入って来るのは道端に生えたススキの仲間たちばかりになった。それでも朝露に濡れたエノコログサ(猫じゃらし)、キンエノコロ(金狗尾)、チカラシバ(力芝)、メヒシバ(雌日芝)などが日の光を逆さに受けて照り輝く様はきれいだ。

 この光景はいつか見た。あきる野市の横沢入(よこさわいり)と言ったっけ。確か2年前の9月末のことだった。同じ東京だというのに早朝は肌寒く、早くもモヤがかかっていた。あの日も稲穂や猫じゃらしが光り輝いていた。

 ここは多摩川沿いの遊歩道。きょうはいつもの山歩きから川歩きに趣向を変えたが、身体が温まり、ジワッと汗が出始めるまでにいつもの倍近い時間がかかっている。消費熱量は、どうやら平地よりも山の方が多そうな・・。
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ハナミズキは紅葉でも実でも目を楽しませてくれる


by h-fuku101 | 2014-10-20 06:37 | Comments(0)