雨の朝

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 今日は雨。それも音を立て、かなり激しく降っている。

 朝、起き抜けにカーテンを開けるとき、なぜかカエルの声が響きわたる稲田を思い描いた。わが家からは、残念ながらその光景の一端さえ覗くことはかなわない。

 昨日は暑かった。

 沿線にある府中競馬場では日本ダービーがあるとかで、早朝から電車が異常に混んでいたっけ。競馬をやらないおやじには混雑の理由がわからず、ただただ、その人いきれだけが暑さに拍車をかけていた。

 今朝の雨は救いの雨。訳はわからない。雨音は激しいのに、なぜか気持ちが安らぐ。

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「ニゲラ」、別名「クロタネソウ」はキンポウゲの仲間


by h-fuku101 | 2016-05-30 06:26 | Comments(0)

観光大使

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 届け物があるので、娘と新秋津駅で待ち合わせた。いつもの喫茶店での話題は孫たちのこと。

 「柊羽(しゅう)は随分、人へのやさしさが出て来たよ。最近、急に足が速くなったみたいで、今はクラスで2番目。次の運動会ではリレーの選手に選ばれるようなこと言ってた。『ティー・バッティングが群を抜いてうまい』と先生が言ってくれて、本人はサッカーより野球の方に気が行ってるみたい」…。

 「紗羽(さわ)は悪いよ~。高校生くらいになったらどんな娘になるか、今から心配。こだわりが強いし、理由がわからないと絶対に ”うん” とは言わない。でも、かわいいねぇ」…。おやじは終始、ニヤニヤ。

 朝からの雨が小雨に変わった。

 「久しぶりに北山公園を歩いてから帰るわ」
 「じゃぁ、そこまで送っていく」。
 「花菖蒲はまだ早いかなぁ?」
 「そうやね、今は早咲きだけ。〇〇日からはライト・アップも始まるよ」

 娘が町興しにかかわるようになって随分経つ。町のことなら一事が万事、打てば響くように返ってくる。まるで観光大使と話しているようだ。

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写真の寸評「後の車にも気を払わなくちゃ~ね」


by h-fuku101 | 2016-05-28 09:07 | Comments(0)

二兎を追う

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 あじさいの季節はまた花菖蒲のとき。

 ほんの数年前まで頭のなかはスッキリと整理されていたのに、今は、一つの花の名所を探していても、「あれ? 今、探しているのはあじさいだっけ? 花菖蒲だっけ?」。

 いずれにしても、本当の見ごろを迎えるにはもう少しの期日を必要とするようだ。

 きょうは朝から雨。パソコンに向かいながらも「この雨にあじさいは似合うだろうなァ。数年前、あじさい葉の裏にカタツムリがくっついていたのが今も印象的だ。雨のスジを写し込んだ花菖蒲も捨てがたいなァ…」などと独りごちている。が、気づけばここでも混乱が生じている。

 ”二兎を追うものは一兎をも得ず”

(~♬ なんと~ おっしゃるウサギさん ♬~)絶対に二兎ぜんぶを得てやる!

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by h-fuku101 | 2016-05-27 07:08 | Comments(3)

花菖蒲の咲く頃

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 梅雨はまた花菖蒲の季節でもある。毎年、この花の消息を ”今や遅し” と待ち構えていて、「咲いた!」と聞くや心ウキウキ、どこまでも出かけたくなる。とにかく ”乱される” のである。

 花菖蒲に似た花にカキツバタ、アヤメなどがある。アイリスもまたしかり。だが、そこまで心を乱されながらも、互いの違いがわからないし、覚えようともしない。なさけないが事実だから仕方ない。

 さて、花菖蒲のどこに、そこまで魅かれるんだろう…?

 スッキリとした容姿か、あでやかでいながら派手過ぎない色つやか。もしかすると、武士の持つ毅然とした精神性を映しているのか…? わからないが、たまらないほどいい。

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by h-fuku101 | 2016-05-26 09:08 | Comments(2)

あじさいの咲く頃

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 沖縄が何日前からか梅雨に入っている。こういう便りが届く季節になると、今では自然発生的にあじさいを思い描く。数年前までは花になど無縁だったおやじがである。

 例年、あじさいを撮りに行く場所は ”お気に入り” に登録してある。しかし、どの場所の「あじさい祭り」も6月1日から。まだ早いんだろうか? 「え~い、勇み足は得意だ~」。

 あじさい。大別して「山あじさい」と「顎あじさい」。山あじさいは「西洋あじさい」ともいう。が、原産は、み~んなわが日本だという。今にして「どういうこと?」。

 なんでもヨーロッパ人が、日本で見たあじさいのあまりのきれいさに自国に持ち帰ったらしい。土壌が違うものだから、咲いたのは日本で見た青や紫ではなく、赤。驚き、栽培に踏み切った。カラフルな色のあじさいを日本人が見て驚き、逆輸入した~という次第。

 憂うつな梅雨を吹き飛ばしてくれる鮮やかさとはなやかさ。今では「好き度ベスト3」を下ったことがない。

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by h-fuku101 | 2016-05-25 15:50 | Comments(0)

檜洞丸へ Vol.4

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 この時期、山に入るのはもっぱら新緑を求めてのこと。檜洞丸(ひのきぼらまる)はその面でもおやじの期待に見事に応えてくれた。

 予想外だったのは、その主役がブナだったこと。国策の影響からか、成長の早い杉やヒノキが主流を占める関東の山々にあって、こんな近場でブナが見られるとは想像だにしなかった。

 これまでにもブナを訪ねて山形・西川町、新潟・十日町、群馬・尾瀬…などに行っているが、なぜ魅かれるかは自身にもわかっていない。そのブナが、檜洞丸の高度を上げるたびに目の前に迫り、ときにはその根っこや幹、枝がむずかしい山登りを補助・介助し、気分転換に役立ってくれた。

 檜洞丸。正直、きびしい山だが、いまになっては懐かしく、記憶に残る山でもある。

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この写真以下はブナには関係ありません


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山頂では富士山を見ながらしばし休憩


by h-fuku101 | 2016-05-23 06:36 | Comments(0)

檜洞丸へ Vol.3

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 「今年のシロヤシオは3年に一度の当たり年と言っていいでしょうね。それも、ここ2、3日が一番じゃないですか?」。これは山から下りて来た人の話し。朝、いっしょに登り始めたにしては早過ぎる。多分、前日から頂上近くの「青が岳山荘」に一泊して下りて来られたんだろう。

 「木道に出る手前あたりが見事ですよ。あと、犬越路あたり。シロヤシオがトンネルのようになって迎えてくれていました」。先行きに期待が大きく膨らんでくる。

 実は、おやじ、同じルートの逆歩きを予定していた。が、自然教室の指導員から「初めて登る人が日帰りだと、ちょっときついと思いますよ」と、それとなく計画変更を示唆されている。だから、不本意だが犬越路のトンネルはあきらめよう。そう、年寄りの山登りは ”臆病なくらいがちょうどいい” 。

 シロヤシオ、初めて出合った。白い花は清楚そのものだし、葉の淵が赤く色づいているのも、またいい。

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by h-fuku101 | 2016-05-22 08:04 | Comments(0)

檜洞丸へ Vol.2

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山歩きのはじまり。「どんな山が待ってるんだろう?」


 「西丹沢自然教室行きのバスが出るまで10分強あるから、水を買うくらいの時間はあるな」。そんな見通しを新松田駅で完全に否定された。バス停はすでに人、人、人の長蛇の列。ここで、「次回は、最低30分以上前に来ないといけないな」と学ぶ。

 西丹沢自然教室の指導員は親切だ。登山カードの記入をすすめ、おやじに「この山は初めてですか?」の後、「入山は、500㍍先を右へ。水は十分に摂ってください。下りはカニ歩きで慎重に」など、注意を3つ与えてくれた。

 さあ、出発! 歩く道は「つつじ新道」で、全行程は4.8㎞。最初の目標は「ゴーラ沢出合」だが、ここまで約1.8㎞の30分。ほぼコースタイム通りだ。

 が、ここから登りが急にきつくなった。前を行く人たちを追う目が、前から上に変わる。どこまでもどこまでも上へ、上へと登って行く。鎖場もある。梯子(はしご)もある。ゴロゴロ石に足を取られ、息も絶え絶えに45分。やっと「展望台」に出た。ここで ”初富士” とご対面。「いいなぁ。疲れが吹っ飛ぶよ~!」。

 この頃から見事なブナ林と緑が目に入るようになる。ツツジもチラホラと見えだした。足は疲れているが、花が見え始めると気分は随分、違う。シロヤシオツツジが ”たわわ” に咲き乱れ、写真を撮るのに止まっている時間が増えた。が、目に映る光景ほど写真写りはよくない。むずかしい。

 「木道に出ると頂上は近い」。バイケイソウの群生地に渡された木道歩きは気持ちがいい。やっと、やっと頂上にたどり着いた。あ~ぁ。ばんざ~い!

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「ゴーラ沢出合」。いよいよ本格的な登りだァ


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ブナとシロヤシオ。


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木々の間から見る富士山が疲れを癒してくれる


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山で見るミツバツツジは新緑とまじわり、格別だ


※明日はシロヤシオです。

by h-fuku101 | 2016-05-21 07:17 | Comments(0)

檜洞丸(ひのきぼらまる)へ

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 「景信から陣馬は夏山へのトレーニングですか?」。「おやじの独り言」で「久々の景信~陣馬」(5月16日付け)を見た山の師匠Nさんからコメント代わりのメールが入ったのはその日。

 「いいえ、夏山の予定はありません。今、行きたいとすれば、新緑の丹沢か西沢渓谷です」
 「それなら断然、西丹沢の檜洞丸(1601㍍)をお薦めします。特に今は、シロヤシオツツジとミツバツツジが見頃を迎えているはずですよ」

 早速、師匠からいただいた「東京周辺の山」のページを繰ってみる。「駅から登山口までのアプローチの長さ、登攀標高差1,100㍍」など、ハードルは高いが、師匠の言葉は ”神の言葉” 。早速、準備にかかった。

 登山途中、「あの師匠、絶対に恨んでやる!」と思うくらいに山はきつい。が、シロヤシオやミツバツツジ、見事なブナに魅せられ、疲れを癒してくれる富士山と出合えたのも、師匠のおかげ。今は感謝こそすれ、恨みなどあろうはずもない。

 あすから苦行、難行、感動の何万分の一かをお届けする。

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by h-fuku101 | 2016-05-20 08:38 | Comments(0)

ある夏日のこと

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 久しぶりに新宿を歩く。

 夏の日差しを思わせる太陽が朝から腕や首筋に遠慮会釈なく照りつけてくる。が、同じ太陽なのに感じる暑さは都心と周辺都市とではまるで違う。

 用事を済ませ、珈琲専門店「但馬屋」に顔を出す。めずらしく店長はじめオールスタッフが勢ぞろいだ。店長が、カウンターに座っている一人の客を指差す。「えっ、T君か?」

 T君。さて、顔を見るのは何年ぶりだろう? 元但馬屋の店員で、今は鬼子母神参道にコーヒー店を出すオーナーだ。雑誌でも取り上げられるほどに人気のある店で、転身が見事に成功した。

 彼は自分で焙煎し、店長仕込みのおいしいコーヒーを飲ませてくれる。が、そう言えばご無沙汰している。ご両親から独立し、配偶者も見つけたようだ。順風満帆であればそれでいい。身体に気をつけて頑張ってくれ。

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by h-fuku101 | 2016-05-18 21:07 | Comments(0)