狭い頂上には祠(ほこら)が祀られていた
シダンゴ山(758m)。変わった名前の山だ。
シダンゴという風変わりな名前は中国の古い呼び名「震旦郷(しんたんごう)」が転じたらしい。真偽のほどは知らない。
小田急新松田駅からバスで約30分。終点の寄(やどりき)で降り、大寺という集落から登る。
この山は、舗装された集落内の登りがすべてだ。頂上に向かってまっすぐ登るのかと思えるほど急な坂が集落内にあり、集落と山を仕切る「猪防護柵」を越えると傾斜角は半分近くにまで緩やかになる。
それにしても、「猪防護柵」の扉を自分の手で閉めるとき、野生の動物がいる檻(おり)のなかに自らを閉じ込めるようで、あまり気持ちのいいものではない。早速、鹿が二頭、迎えにきてくれた。
猪(いのしし)や鹿から暮らしを守る防護柵。複雑な思いがする
頂上は狭い。相模湾方面は見えるが、反対の鍋割山~表丹沢方面は雲に覆われている。
気持ちのいい汗をいっぱい流した週の始まりだった。
秦野の町を通して相模湾方面を望む
# by h-fuku101 | 2011-07-13 07:04 | Comments(0)