人間ドック


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 昨日は人間ドック。飯田橋の東京逓信病院に朝8時前に着いた。

 人間ドックはいいんだが毎回、どうにも気になることが一つ。それは検診後の食事。女性なら、例え初面識でも何だかんだと話しをするんだろうが、男はどうにもいけない。2人、3人が一つのテーブルを囲み、ただただ黙々と箸を進める。それなら声を掛ければいいんだが、まるで「死刑の宣告を待つ」ような、うつむき加減の暗い顔を見ていると、その気にもならない。会話のない食事って本当に気まずいものである。

 1時からは検診結果が知らされる。それまでの約1時間半こそ我が世の春。早速、飯田橋界隈を歩き回った。よく知っている町にも見落としているところがあるものだ。逓信病院がある富士見町は日本赤十字発祥の地。また、与謝野鉄幹、晶子夫妻が大正4年から関東大震災までの8年間、暮らした地でもある。

 肝心の検診結果。「全然、問題ありませんね」。この安心を得るために受検するのである。
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飯田橋駅下:東京ボートクラブからの景色はなかなかいい(上・下とも)



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# by h-fuku101 | 2009-09-26 09:12 | Comments(0)

滑稽なていねい語


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 三島の街を5時間以上も歩き回っていた。少し疲れたので「水辺の文学碑」がある桜川辺のしゃれた京風の喫茶店「欅(けやき)」に入った。

 注文を取りに来た可愛い女性。歳の頃は20代前半か。メニューを置き「後ほどお伺いいたします」までは最高。「いい店だなぁ」と思った。

 で、コーヒーの注文を終えてメニューを返すと「お預かりいたします」。「…?メニューは俺のものか?」。まぁ、小さなことにこだわることもない。「あの~、ミルクも砂糖も要りませんから」と言うと、「結構ですか?」。もう完全に狂った。幼子じゃないが、鸚鵡返しに、「はい、結構です」とお答えした。

 運ばれたコーヒー。ミルクも砂糖も要らないし、余分な洗い物をしていただくこともないので「スプーンも要りません」に、またまた「結構ですか?」。またまた「はい、結構です」とお答えした。

 仏つくって魂入れず。ていねい語も使い方を間違えると滑稽になる。

# by h-fuku101 | 2009-09-25 06:12 | Comments(0)

富士の湧き水


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柿田川の湧水量は1日約100万トン。日本一らしい


 静岡県三島は、なんとも清らかな水に覆われた街だ。

 富士山の伏流水が街のあちらこちらから湧き出し、市内を縦横に走り回っている。

 文人墨客も多く訪れている。三島駅南口から徒歩5分のところにある白滝公園から流れ出た桜川のほとりは「水辺の文学碑」として整備され、井上靖、正岡子規、太宰治、司馬遼太郎、十辺舎一九、若山牧水などが書いた本、あるいは謳った詩句が石碑として残され、その一つひとつに足を止めて読み入ってしまった。

 街としての悩みもあるようだ。駅前にある「楽寿館公園」の小浜池は水が涸れてしまっている。上流に工場が出来、そこがくみ上げる地下水で今や渇水状態だとか。今や「日本の名水100選」に選ばれる柿田川も、かつては製紙工場が垂れ流す排液のため全国ワースト1だったとか。なんとしても守りたい水である。

楽寿館動物園(写真)

# by h-fuku101 | 2009-09-24 08:43 | Comments(2)

映画「おくりびと」


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 昨夜、「おくりびと」を観、涙した。

 外から見れば華やかな楽団の世界から一転、故郷山形に帰郷し、「社員募集」の広告で納棺師という、これまた外から見れば忌み嫌われる世界に足を踏み入れた主人公。愛する妻にも職業を告げることが出来なかったのは、どこかに自らにも恥じる想いがあったのだろう。

 信頼する友人から挨拶を拒まれ、そして最も愛する妻から「汚らわしい!」とまで言われ、一時は身を引くことも考えたが、その後、孤独の時期に徐々に職業意欲に目覚め、誇りすら持つようになる。

 行き付けの風呂屋のおばさん、この人は友人のお母さんでもあるが、その人の死を境に、妻は夫の気高さを知り、友人は誤解を解く。

 職業に貴賎はないと言われる。しかし、現実には人々の心のなかに存在する。それが表面に出るのは無知と利害が直接、発生するときだ。だが、仕事に誇りがなければどんなに華やかな仕事も卑しいものになる。

 

# by h-fuku101 | 2009-09-22 08:49 | Comments(0)

実りの秋


 秋はいろいろな実りを届けてくれる。

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 裏山を歩いていても、ドングリを踏まないと歩けないほどに実が落ちているし、ご近所でも梨、柿、ぶどう、みかん、カリン、アケビなどが枝もたわわに実っている。

 映画「里山」ではないが、実たちにしてみれば、来年の春に再び新しい生命を誕生させるための準備なのかも知れないが、その恩恵を人間をはじめ、動物、鳥たちが享受している。うれしいことだ。

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 今年は、例年になく地元の梨をいただいた。採り立てだけに瑞々しくって、本当においしい。お隣稲城市の「高尾」というぶどうも初めて食べたが、甘い。

 実りの秋、食欲の秋、人想う秋、灯下親しむ秋…。秋にはいろいろな「顔」がある。それらの顔を存分に味わいたい。
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# by h-fuku101 | 2009-09-21 06:36 | Comments(0)