リベンジ行


 サギソウやレンゲショウマがあると聞いたので先週土曜日、昭和記念公園に出掛けたが、花火大会準備のため自らが花と散った。このいきさつは前に述べた。で、昨日、気温34℃を超える中、昭和記念公園へのリベンジ行となった。

a0120949_1441016.jpg 少し話はそれるが、今日の「リベンジ」。本来の意味は「復讐」「雪辱」「仕返し」「報復」。当日は、確かに「入場料返せ~」との想いがほぼ冗談で頭の片隅をかすめたが、もちろん「仕返ししてやろう」とまでの強い気持ちはない。タイトルは「再挑戦」くらいが妥当かも。そう言えば先日、読売新聞の「編集手帳」に次のような記述があった。「借金」を「キャッシング」と呼べば借り手の警戒心は薄れ、「売春」を「援助交際」と偽れば未成熟な心に落とし穴を掘る。呼び名とは不思議である、と。まさにその通りだ。言葉本来の意味を置き去りにしてはいけない。

 で、サギソウ。広い公園を歩き回ったがなかなか見つからない。公園で草花の手入れをしておられるおじさん、おばさんに尋ねてやっとの思いで探し当てた。「やった~!」という感じだ。が、気をつけないと通り過ぎてしまうほどに小さく、可憐な花だった。

 サギソウは、ラン科のミズトンボ属。本州、四国、九州に分布し、日当たりのよい湿地に生える多年草とか。大きさはせいぜい3~4cm。花言葉辞典では「芯の強さ」とか「夢でもあなたを想う」などと出ていた。「世田谷区の花」「8月21日の誕生花」だと知り、驚いた。

 帰り道、別のところにもサギソウが咲いているのを見つけたが、ここは撮影には遠すぎる。重いカメラを2台も持った若いお兄ちゃんが「もっと近くに見られるところがありますか?」と尋ねてきたので、「トンボの湿地」を教えた。おじさん、おばさんから教えられ、お兄ちゃんに教える。人ってこうでなくっちゃね。

# by h-fuku101 | 2009-07-31 01:46 | Comments(0)

御岳山行


a0120949_8454068.jpg 先日、友人のK君から「御岳山(みたけさん)でレンゲショウマ祭りがありますよ」との情報を、チラシとともにもらった。

 「ん?レンゲショウマ?」。今までに見たことも聞いたこともない。チラシを見ると何とも可憐な花ではないか。祭りは8月1日から1か月間。で、来月一泊泊まりで出掛けることにし、昨日、その下見も兼ねて山に登ってきた。

 家から電車、バス、ケーブルカーを乗り継ぎ約2時間半。海抜800mを超える御岳山駅に降り立つと空気までが冷んやりと感じられる。駅から徒歩5分程度でレンゲショウマの群生地にたどり着いた。

 まだ見ごろには少し早いようだ。カメラを持った二人連れの人たちと会ったので、少しの間話し合った。「去年は一面、咲いていたんですがねぇ」はそのうちの一人。「時期は今ごろだったんですか?」は私。「そう言えば8月だったなぁ」。やっぱり8月中旬が最高の見ごろらしい。

 レンゲショウマ。キンポウゲ科レンゲショウマ属。「花がハス、葉がサラシナショウマに似ているためレンゲショウマと名付けられたらしい」と地元の説明書には書かれている。分布は、本州(中部)の太平洋側で、日本特産の1属1種の多年草だとか。

 写真を撮り終えて御岳神社にお参り。普段、裏山散歩で足腰を鍛えているつもりだが、御岳神社を間近にしての心臓破りの登りと石段は正直、かなりキツイ。道々、あじさいがまだきれいに咲いていた。お昼を食べに入った店のおばあちゃんから「今年の夏は暑いですか?」との質問。返事に困っていると、「何せ下界のことはわからないんです」には参った。そう言えば、山上ではセミの声が聞こえなかった。

 そのお店のおじいちゃん。プラっと出掛けたと思ったら手にポリ袋を提げて帰って来た。中身はカップラーメン。ここはそば屋なのに…? 前出のおばあちゃん「お金どうしたの?」。おじいちゃん「取らないんだ」…。で、娘さんが支払いに行ったが、やっぱり「取らないわ」。商品を売ってお金を取らない??? 「明日にでも何かを届けておく」に何とも言えない温もりを感じた。

# by h-fuku101 | 2009-07-30 08:48 | Comments(0)

淡水


 台湾北部。基隆(キールン)からさらに北に行ったところに淡水(タンスイ)という町がある。基隆は今、台湾の港町として知られているが、それ以前は淡水が海の玄関としてにぎわっていた。

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 10年前(1999年)の9月、台湾中部をマグニチュード7.6の地震が襲い、家屋約3万棟が倒壊した。台北のツィンタワーの1棟が傾き、もう1つのビルに寄りかかっていた姿は今も目に焼きついている。

 地震後約1か月を経て、地震見舞いを兼ねて、大変お世話になった鄭樹藩先生のお墓参りに出掛けた。鄭先生はその年の7月に亡くなっておられ、そのお墓が淡水の丘にあった。

 淡水の丘。海を見下ろす絶景の地。遥か海を隔てて中国本土と我が日本がある。鄭先生がこの地を選ばれたのは、先生が、中国本土の出身だから、いつまでも祖国を見つめていたいとの想いが強かったのであろう。また、日本との交流にも心血を注がれた。日台両国の関係がいつまでも続くように見守りたいとの想いもあったのだろう。

 奥さんと息子さんに台北から車で案内していただいた。鄭先生の墓前に立つと、長い間にいただいた恩恵の一つひとつが思い出され、しばらくの間、涙が止まらなかった。「先生のご意志を守り続けます」との誓いは今も静かに、しかし熱く胸のなかにある。

 鄭先生のお墓からほど近いところに花束がたくさん置かれたお墓があった。墓前に立つと中国語の歌が流れた。曲名は、私が中国の歌のなかで一番好きな「何日君再来(君いつ帰る)」。そこはアジアの歌姫:テレサ・テンが眠っているところだった。
                                                              合掌
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# by h-fuku101 | 2009-07-29 06:35 | Comments(0)

老い


 さて、今日は第4火曜日。待ちに待った洗心金川会の日だ。昨夕、友人のK君からメールがあり、「明日、教室に行きます」とのこと。うれしさが倍加したあまり、朝4時に目が覚めてしまった。

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 実は、22日の土曜日。「昭和記念公園では8月からサギソウ祭りがあります。また、鉢植えですが、御岳山にしかないレンゲショウマもあります」との情報を得たので、「もしや」の期待を胸に、嬉々として出掛けてみた。当日、花火大会があることは聞いてはいたが、この時点では頭の片隅にも残っていなかった。

 で、西立川から入園。園内の雰囲気がどうもおかしい。2トンくらいの自動車がひっきりなしに行き交うし、いたるところに「立入禁止」のテープが貼られている。花なんてどこにもない。唯一あったひまわりもまだ真っ白だ。気分の落ち込みとともに、カメラバッグと三脚の重さがやけに感じられるようになってしまった。おまけに晴天だった空からスコールのような雨。泣きっ面に蜂とはまさにこのことだ。

a0120949_53227100.jpg 最近、人の名前が覚えられない、出てこない。昔の友人たちの名前は今でもフルネームで言えるのに、わずか5分前に名刺交換した人の名前は覚えていない。花火大会のことも、以前なら確実にインプットしていたし、その当日がどんな状況かも予測できた。老いは十分分かっている。だが、これもその場だけのもの。分かっていることが「残っていない」のだ。

 この「残っていない」。専門医じゃないから正確なことは分からないが、いわゆる痴呆とは違う(と思う)。いわば、記憶力や注意力の瞬発性と持続性が衰えているんだろう。この道はほぼ全員が通る。明日はわが身ですぞ~。では、今、人知れず続けていることを2つ言っちゃいましょう。1つは、昨日の夜に何を食べたかを毎日、思い出しているんです。2つ目は、通り過ぎる車のナンバーで足し算と引き算。

 囲碁教室の書き出しからどうしてこんな話しに? これが老いなんだよう。付き合うみなさんも大変ですな。

 

 

 

 

# by h-fuku101 | 2009-07-28 05:31 | Comments(0)

ハス


 昨日は、朝4時に起きて町田市にある薬師池公園に出掛けた。ハスが見ごろと聞いた。

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 まだ太陽が昇り切らない時間だが、もうハスの花の数よりも多いかと思えるほどの人がカメラ持参で来ている。それにしても最近のカメラブームはすごい。特に、以前は考えられなかったが、女性が重いデジタル一眼レフや三脚を持ち、プロ顔負けの格好でハスの花を撮り続けている。いいことだ。

 これだけ多くの人のなかにはプロの写真家もいるかも知れない。昔は、持っているレンズや、それとなく漂う雰囲気などで、それなりに見分けることが出来たが、今ではひと目で「ふぁぁ~、いいレンズだなぁ」と分かるほどにお金をかけている人も多く、外見では分からない。

 ただ、一人、気になる人がいた。私も含め、多くのカメラマンは2~3枚の写真を撮っては移動していくが、この人は1つの花の前にジックリと腰を据え、1枚ごとにカメラ本体の操作を繰り返し、アングルを変えている。もちろん撮影時はカメラ本体のシャッターボタンは押さず、レリーズを使用している。その姿からはオーラすら出ているように思えた。実は、この私、写真を撮るのをしばし忘れて、この人の所作に見入っていた次第である。

 また、いつもの気質が顔を出しつつある。気質と気性。気性は性格だから変えられるが、気質は変わらない。「別にプロになる訳じゃない。写真展などに応募する訳でもない」がその中身。だからといって、つまらない写真だと気分が悪い。この中途半端さ、何とかならないものか!

 今回、比較的いい写真をたくさん撮ることができたと自画自賛している。実は、撮影ごとにいい写真があれば自宅玄関の額に入れて飾っているが、今回は絞り切れないでいる。一挙掲載もできないので、数日お付き合い願いたい。
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# by h-fuku101 | 2009-07-27 07:33 | Comments(0)