育てる(正調小沢節)

 ずいぶん前、と申しましてもそんなに前のことではございません。ヤクルトスワローズの監督を務められた広岡達郎さんがいいことをおっしゃってました。

 選手を育てるにあたって、「してみせて、言って聞かせてさせてみて、ほめてやらねば人は育たず」てんですが、けだし名言ではございませんか。あの~、最後のところは「動かず」だったかも知れませんが、まあ、この際、そんな小さなことはどうでもいいじゃござんせんか。ハハハ。

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 実は、この「ほめる」ってのが、特に、へそのまがった私にはできません。でも、立場を自分に置き換えてみますと、人間、何歳になってもほめられるってのはうれしいものでして、ほめられた人間は俄然、やる気を出しますですなぁ。分かっておるのではございますが…。

 昨今、どこのご家庭でもお子さんを育てるのにご苦労をなさってる。一方、会社では、社長さんはじめ上に立つ方々は社員をどうa0120949_6325377.jpg育てたらいいか悩んでおられる。でもね、ご苦労なさったり、悩んだりしておられる方がいるってのはいいんでございますよ。まあ、いずれにしましても、子供にしろ社員にしろ、育てるキーワードは「叱(しか)る」と「ほめる」でございます。

 叱る。怒るんじゃございません。この違いは心に愛情があるかないかでございます。最近、叱るってことができませんですなぁ。叱るには、人をみていないと叱る理由が見えてきません。ここが大切なところでございますよ~。繰り返します。人をみているんです。叱ったあとは、その訳を話し合うのがよろしいですな。そして、うまくやれたら心の底からほめてやる。これでいい子供、いい社員に育つこと受けあいです。

 あっ、お時間となりました。このつづきは、またの日の心だぁ~。

 

# by h-fuku101 | 2009-07-25 06:35 | Comments(0)

続けること

 
 女優の森光子さんが放浪記1000回公演を達成され、少し前、国民栄誉賞を受賞された。年齢はまもなく90歳に達するという。実際に舞台を拝見したことはないが、テレビでは老齢にもかかわらず、最近まででんぐり返りをしておられる映像が何回も放映されていた。

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 黒柳徹子さんの「徹子の部屋」。回数は忘れたが、これも長寿番組の一つ。あのキンキン声と年齢を省みない装いのため、男どもの大半は腰が引けていると勝手に判断しているが、女性陣には多くのファンもいることだろう。

 毎週月曜から金曜日の朝に放送されているラジオ番組、大沢悠里のゆうゆうワイド。この番組も長い。このなかで長年、秋山ちえこさんが外国事情や時流について語られるコーナーがあった。同時に、俳優の小沢昭一さんが「小沢昭一的こころ」と題して、37年もの長きにわたって世相や人の心などを面白おかしく聴かせてくれている。

 この小沢昭一さん。3年前に「老いらくの花」というエッセイ集を単行本として発刊され、それがこのほど文庫本化された。ラジオでの語りも実に味があって面白いのだが、その語り口調が行間からにじみ出るような感覚を最初から最後まで覚えながら、しかも、じんわりと人生のよさを体感しながら、一気に読み上げてしまった。

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 続けること。今になってその素晴らしさが理解できるようになった。人は、とかく表面だけを追いがちだが、続ける陰にはたくさんの喜び、苦しみ、葛藤など人生そのものが隠されている。嫌になった日もあることだろう。そういったことの一端が少しは理解できるようになったということか。

 では、小沢さんのエッセイ集から少し(小沢さん、無断使用です。営利目的じゃありませんのでお許しを)。

 「横浜へ旅してきました。
 東京から横浜までが旅? 遠くへ行くだけが旅じゃありません。(略)
 横浜の町が好きなんです。横浜へ行くと心がなごむのですね。心がなごめば旅なんです。」

 そう。帰るところがあるから旅なんです。
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# by h-fuku101 | 2009-07-24 07:10 | Comments(0)

柴又散歩


 「今夜、柴又の花火を見に行くんです」。メル友の声に触発されて、こちらは久しぶりに柴又散歩を楽しむことにした。

a0120949_641523.jpg 前日、「気軽にスナップ写真を撮りたいな」との思いから30㎜F1.4レンズをゲットしたので、その試し撮りを兼ねての散歩。あいにくの小雨だったが、寅さん気分を十分満喫できるものだった。

 柴又駅前では寅さんの銅像が迎えてくれる。帝釈天への参道をたどるうちに気分が寅さんモードになっていくから不思議なものだ。草だんごを売る「とらや」の前を通ると、「おいちゃん、おばちゃん、止めてくれるな」の声とともに、今にも渥美清さんが出てくるんじゃないかの錯覚さえ覚える。

 柴又帝釈天。正式名称は経栄山題経寺。創立は寛永年間(1624年からの20年間)というから三代将軍家光の時代。厄除け、延寿、商売繁盛等に霊験あらたかだとか。映画ですっかりおなじみの総門をくぐると、寅さんが尊敬して止まなかった「御前様(ごぜんさま)」にお会いできると思ったのだが…。

 山本亭、寅さん記念館、柴又公園を経て矢切の渡し。伊藤左千夫の名作「野菊の墓」の舞台でもあり、歌にも歌われたが、この矢切の渡しがある江戸川は中世までは「太井川(ふといがわ)」または「太日川(ふとひがわ)」と呼ばれ、利根川の本流だった。江戸初期、徳川家康の命で改修工事が行われ、銚子から関宿を経て行徳への海運の要衝となり以来、江戸川と呼ばれるようになった。渡し舟で渡れば下総(しもうさ)の国。水戸街道へと続く。

 葛飾柴又。映画の世界だけでなく、下町情緒を今に残す本当にいいところだ。

 それにしても、未だに多くの人たちの心に残る映像を送り続けてくれた山田洋次監督と、それを巧みに演じた渥美清さんらの偉大さには頭が下がる。
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♪♪連れて逃げてよ~ ついておいでよ~ 矢切の渡し~♪♪


# by h-fuku101 | 2009-07-23 06:54 | Comments(0)

ぎっくり腰


 先週2~3日、マイブログを休ませてもらった。理由は、ぎっくり腰。

 その日の更新を終えて「さぁ、取材に出掛けよう」と思った矢先、軽いくしゃみでギクッ!ときた。もう椅子から立ち上がることもできない。メル友の一人曰く、「魔女の一撃ってやつですね」。魔女か美女か知らないが、もう女性には縁がないはずなのに…。
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槿(ムクゲ)は韓国の国花なんですよ


 私め、治療より予防の医食同源信奉者。だから、医者には行かないし、そもそも医薬品なるものは頭から否定している。だけど、ぎっくり腰だけはダメ。ただちに自宅近くにあるクリニックに出掛けた。

 いやぁ、いつ見ても思うが、よくこれだけ足・腰・肩に痛みを抱えている人がいるものだ。待合室は満杯。待つこと1時間半。やっと呼ばれた。ところが、こちらは「サッと立つ」ことができない。やっと立ち上がっても診療室まで時間がかかる。「〇〇さん!」 看護士からの無機質な二度目のコール。「うるさい!分かってるわい! 俺も早く動きたいんだよう~」は頭のなかでの叫び。

 先生、私の顔を見るなり「おっ、またですか」。ちゃんと覚えてくれているらしい。接客業ではこれが一番大切なこと。相手の顔と名前を覚えていれば、言葉なんて八百屋さんの「へい、らっしゃい!」で十分。

a0120949_6582937.jpg 先生 「前回は、去年の12月ですな」
 私 「6か月ぶりですか?」
 先生 「そう。でもこの時期に罹るのはめずらしいな。何か疲れるようなことしました?」
 私 「いいえ」
 先生 「寝不足は?」
 私 「いいえ」
 先生 「冷えるようなことは?」
 私 「あっ、そう言えば、昨夜は上掛けもしないで寝てました」
 先生 「あぁ、それですな。で、痛みは前回よりもひどい?」
 私 「いいえ、前回よりましです」
 先生 「では注射は止めましょうか」
 私 「うってください」
 先生 「じゃぁ、やりましょう。薬は前回と同じ。座薬も出しましょうか?」
 私 「座薬は使っていません」
 先生 「じゃぁ、出しません」

 以上の会話、双方ともニコニコ顔。看護士は無機質だが、先生は何ともいい。

 みなさん! くれぐれも腹を出して寝ないようにしましょう!



 

# by h-fuku101 | 2009-07-22 06:46 | Comments(0)


 スランプという言葉がある。

 辞書には、気力や体調が一時的に衰え気味で、仕事の能率や成績が落ちる状態。また、その時期と書かれている。

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 辞書の意味は別にして、私自身、スランプは仕事にしても趣味の世界にしても、ある一定のレベルに達した後にぶつかるものだと思っている。だから、何事も中途半端な私がぶつかるのはスランプなどではなく、無知からくる壁だということ。スランプと壁の違い?スランプは状態や時期が過ぎればまた元の状態にもどるが、壁は乗り越えない限り打開できない。うん、分かりやすい。

a0120949_6444533.jpg 実は今、カメラで壁にぶつかっている。少し前、友人のK君に「写真とは、突き詰めれば光をどう操作し、構図をどうするかだ」なんて生意気なメールを送ったが、それが今、分からなくなっているのだ。いや、元々分かっていなかったのを思い知らされている。

 我流で花を撮り、教室に入って頭を叩かれ、鼻をくじかれた。何とか分かったと思った瞬間、また今、屋内写真、夜景、花火など、光が乏しく、かつ動きがある状態での撮影になるとまったくと言っていいほどにお手上げである。

 先日、調布の花火大会があったので出掛けた。と言っても徒歩5分。ざっと100枚以上は撮影しただろう。自宅でパソコンに取り込んで見てみると、イメージ写真として使えるものは2~3枚。あとはミミズが這っていたり、爆弾が破裂したのではと見まごうぐらいの作品(?)ばかりで、全滅だった。フィルムでないのがせめてもの救いである。

 目が衰えマニュアル(M)ではピントが合わせられない。オートフォーカス(AF)は白や黒一色では認識しない。絞りはどうする? シャッタースピードは? もう何もかも分からない。あ~、苦悩は深い。この歳になってまだ悩まないとダメなのか!

# by h-fuku101 | 2009-07-21 06:45 | Comments(0)