東慶寺
流らふる 大悲の海によばふこゑ 時をへだてて なほ たしかなり
北鎌倉:東慶寺本堂前にある四賀光子の歌碑に詠まれている。
救いを求めて魂の叫びを発する者たちに、「こちらへいらっしゃい」と導きかける、大慈悲に満ちた声なき声が、どこからともなく、しかしはっきりと時空を超えて響いてくる、と解されている。
時代は変わった。いい世の中になったと喜ぶべきだろうが、少し変わりすぎたかも知れない。
東慶寺は尼寺。昔風に言えば女性の駆け込み寺だ。ここにも多くの女性たちが参詣しているが、今は昔。時代背景がわからなければ歌の心も情景も理解できない。
岩肌にへばりつくように咲く岩たばこ。今回、初めて出合った
by h-fuku101 | 2010-06-21 06:37 | Comments(0)