稲村ヶ崎の夕景
稲村ヶ崎で江ノ電を降りたのは初めてだ。
そう言えば、隣駅の七里ヶ浜でも降りたことがないが、この二つの駅を通るたび決まったように口ずさむ歌がある。
~~♪♪真白き富士の嶺、緑の江の島
仰ぎ見るも、今は涙
歸らぬ十二の雄々しきみたまに
捧げまつる、胸と心♪♪~~
明治43年(1910年)、逗子開成中学ボート部の12人が七里ヶ浜沖で遭難し、全員が死亡した。その追悼のため作られた「真白き富士の嶺」(三角錫子氏作詞)だ。同名の映画を小学生のときに観た印象が強く刻まれているのだろう。その碑がここ稲村ヶ崎にある。
浜の砂は驚くほど黒い。昔は製鉄所があったというくらい砂鉄を多く含んでいるようだ。
夕景を撮りに来たらしい女性が、逆光の浜にシルエットを描いてくれた。
by h-fuku101 | 2013-01-15 05:57 | Comments(0)