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津軽行その後

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 山の師匠Nさんが先月29日から岩木山嶽コースでスキーを楽しみ、昨夜、帰京された。

 3人がいっしょだったらしいが、同行したお2人は昭和16年、17年生まれだという。おやじも何回かお誘いを受けたが、「スキーはもうとっくに足を洗った」という理由でお断りした。だが、70歳を超えてなお楽しむ人がいるというのだからうらやましい。

 岩木山を降り、山人から浮世人へと戻ったNさん。帰りがけに弘前城の桜を撮り、写メールで送ってくださった。一輪二輪花を付けているが、見ごろというには程遠いようだ。そして、ここ数日は大陸からの寒気団。北日本や山間部では雪が降るところもあると聞く。見ごろはまたまた先送りになりそうだ。

 「山の師匠、ていねい語、そして、同行者の年齢…」。誤解があってはいけない。Nさんは、おやじよりはるかに年下の女性だから、念のため。
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「花の百名山」ではミヤマオダマキは早池峰山の花






 弘前城近くで寺山修司氏の本を並べている喫茶店に偶然、立ち寄った。喫茶店が入っているビルは、あとで見れば観光案内にも紹介されていた由緒ある建物だが、店内は飾り気もなく、ただ壁に埋め込まれた書棚に本がぎっしりと並べられているだけ。

 朝のニュースで、寺山修司没後30年を記念して彼の作品を演じる動きがあると報じていた。改めて彼の足跡をたどる。作家、詩人、演出家、写真家、脚本家、監督…。書ききれないほどの職業を持っている。

 喫茶店の人に聞いてみた。「寺山修司って弘前の人だったんですか?」「そうですよ。実家はここからもほど近い紺屋町ですよ」。

 寺山修司。もちろん名前は知っていた。だが、弘前で見、聞いた名前を幾日もしないうちにニュースで聞く。何か因縁めいたものを感じる。
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旅行初日の夕景(アジャラ山にて)




 

by h-fuku101 | 2013-05-02 06:25 | Comments(0)

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