すり減らない靴底
同じ母親の腹から出たといってもすぐうえの兄は違う。いつも身ぎれいにしているし、着るものの手入れも怠らず、大切にする。父親の血を引いているのだろう。父親は、家を出るときは、それがどんな近場であろうが、極端に言えば、ごみを捨てにいくにも着替えるというような人だった。もっとも、父親がごみを捨てるなんて、そんな時代ではなかったが…。
今の靴は3年以上前に買った。それ以来、頓着なくほぼ毎日履いている。手入れは朝晩の乾拭きと週一程度の栄養補給。だが、この靴底がほとんどすり減っていない。おかしい。
外出の頻度は変わっていない。歩く距離も減ったとは思えない。思いつく理由は二つだ。一つは、自転車での外出が多くなったこと。もう一つは、歩く場所が舗装道ではなく自然道が多いということか。
我知らず足をかばっていたようだ。その無意識の行動を今、すり減らない靴底に教えられる。人間、一事が万事。自分では気づかない変化をしっかりと見られているのかも知れない。
今を盛りと、公園などに可愛く咲くユウゲショウ(上・下)
by h-fuku101 | 2013-05-27 06:40 | Comments(0)