「2020 Tokyo!」から
太田選手や滝川さんの号泣は忘れられない。必死の想いで招致活動にまい進されてきただけに、歓びもひとしおだったのだろう。
早朝にもかかわらず、多くの人が “そのとき” を目撃したことだろう。瞬間は、みんなが笑顔に包まれ、なかには招致活動には直接かかわっていなくても、うれし涙を流した人もいることだろう。56年ぶりの「東京五輪」を素直に喜び、多くの外国人アスリートや観客の来日を心から待ちたい。
「今度の五輪のときはまだ生きているかなぁ?」。人間ドックを終えた後の病院食堂でのお年寄りの会話だ。「よしっ、何が何でもこの目で観てやるぞ」。これはおやじが発表直後に思ったこと。現役アスリートはその舞台に立つことを想い、若手はいっそうの精進を誓ったかも知れない。福島の人たちの心情はさぞや複雑だったに違いない。同じ事象でも受ける年代や土地によって想いは様々だ。
ニュースで、「商いにつなげることを考えたい」と語っていた人がいた。「経済発展の起爆剤になればいい」と言っていた人もいる。多くの人の本音だろうが、それだけでは何かさみしいと気づくきっかけにもなればいい。
by h-fuku101 | 2013-09-10 05:02 | Comments(0)