千駄ヶ谷界隈にて
千駄ヶ谷駅に降り立ち、驚く。国立競技場から代々木方面に至るイチョウ並木は今が見頃で、真っ黄色に色づいている。「ワォ~!」。自分自身のなかではとうに終わってしまったイチョウが、フィルムを巻き戻すように、今、再現されている。
「そう言えば、都心に出て来るってコーヒー豆がなくなったときぐらいだものなぁ」。
帰りは、いつものように新宿御苑を歩く。千駄ヶ谷門を入ってすぐのところにある “桜の広場” が気のせいか明るく感じられる。
「あれ?どこかで同じ感覚を味わったなぁ?」。
「裏山でも公園でも、木々が葉を落とせば明るくなるさ」。
「あっ、そうか。そう言えば、ジャイアンツ寮も外壁を洗ったように白く輝いていたっけ!?」
床屋のOさんに年末のあいさつをしないままに出て来た。「よし! 正月前にもう一度髪を切りに行くとするか!?」。
by h-fuku101 | 2013-12-05 06:37 | Comments(0)