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梅が咲くと思うこと

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 小学生の頃、曽我兄弟の映画を観た。何年生だったかは覚えていない。当時の娯楽と言えば映画か芝居。テレビの普及まではまだ2~3年を要する。東千代之介が兄の曽我十郎役で、中村錦之介(のち萬屋錦之介)が弟の五郎役だった。富士山を見たのは、風呂屋の壁絵以外でははじめてだったろう。これが覚えていることのすべてだ。

 調べてみた。「曽我兄弟-富士の夜襲」だと言う。1956年(昭和31年)製作で、時代は源頼朝治世下。父:河津三郎祐泰が奸臣の工藤祐径に討たれ、曽我兄弟が富士の裾野でその仇討をすると言う話。

 驚いたのは出演者。片岡知恵蔵、月形龍之介、千原しのぶ、大川橋蔵、北大路欣也など東映全盛の頃のスター総出演だ。北大路欣也などは今も現役だから、いゃぁ、すごい。

 梅の季節は、関東にいると嫌でも「曽我梅林」という名を耳にする。はじめて聞いたとき、すぐに「曽我兄弟だ!」と結びついた。たったこれだけのこと。されど “小学生の記憶を侮るなかれ” 。幼い記憶が人生に広がりを与えることもある。

 ことしも梅が盛りを迎えつつある。
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by h-fuku101 | 2015-02-25 04:57 | Comments(0)

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