檜洞丸へ Vol.4
この時期、山に入るのはもっぱら新緑を求めてのこと。檜洞丸(ひのきぼらまる)はその面でもおやじの期待に見事に応えてくれた。
予想外だったのは、その主役がブナだったこと。国策の影響からか、成長の早い杉やヒノキが主流を占める関東の山々にあって、こんな近場でブナが見られるとは想像だにしなかった。
これまでにもブナを訪ねて山形・西川町、新潟・十日町、群馬・尾瀬…などに行っているが、なぜ魅かれるかは自身にもわかっていない。そのブナが、檜洞丸の高度を上げるたびに目の前に迫り、ときにはその根っこや幹、枝がむずかしい山登りを補助・介助し、気分転換に役立ってくれた。
檜洞丸。正直、きびしい山だが、いまになっては懐かしく、記憶に残る山でもある。
この写真以下はブナには関係ありません
山頂では富士山を見ながらしばし休憩
by h-fuku101 | 2016-05-23 06:36 | Comments(0)