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京王百草園にて Vol.2

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百草園のお休み処「松連庵」


 志ばらくは花の上なる月夜かな 芭蕉
 
 拾いつる うす赤らみし 梅の実に
  木の間ゆきつつ 歯をあてにけり 牧水

 京王百草園にはあちこちに歌碑が立てられている。歌や俳句にはなんの知識や見識もないおやじだが、実はこの種の碑にはめっぽう弱く、つい立ち止まっては読めない文字の判読に努める性癖がある。

 牧水がこの地をよく訪れたのは明治の初めだと言う。百草園はまだなく、鎌倉期以降に栄えたと推測されている「真慈悲寺」の後進の「松連寺」が廃仏毀釈で廃寺となっていた時代で、牧水はまだ学生。この地で歌人へと巣立つきっかけを得たと言う。そう思えば、その存在性はより重くなる。

 さて、おやじの巣立ちのきっかけはなんだったか!? 今は、思い出す縁(よすが)とてない。

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秋田杉の無垢材をふんだんに使った茶室


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心字池には季節の花々が咲く



※帰阪のため来週半ばまでお休みします。

by h-fuku101 | 2016-06-11 08:44 | Comments(0)

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