ヒガンバナの散歩道
朝5時半過ぎの権現堂桜堤。歩く人の姿はまだほとんどなく、ひっそりと静まり返っている。
そう言えば、今朝はすごいモヤだった。
ここは埼玉県の幸手(さって)近く。新しく開通した圏央道は、結構、高いところを走っているが、はるか下に見える農家がモヤに浮かぶ姿は幻想的だ。一直線に延びる鉄道線も、遠くは霞み、次第に浮かび上がってくる様がなんともいい。車を停める訳にはいかず、高速道にいることを恨んだ。
25日(日)。ヒガンバナはまだたくさんの新芽を残しつつも、ほぼ満開。きれいだ。すれ違う人ごとに朝のあいさつを自然発生的に交わし、ひんやりとした空気とともに気持ちいい。
時が経ち、人が次第に多くなってきた。耳にイヤホン、なんやら書物を読みながらジョギングをする女性とすれ違った。耳をふさぎ、目も事実上瞑(つむ)り、鼻にまでなんやら詰め物をしている。そこまで世の中を排除しなくてもよかろうに…。これもまたヒガンバナの散歩道での一コマ。
by h-fuku101 | 2016-09-27 06:30 | Comments(0)