ときがわ町のシュウカイドウ
ときがわ町。埼玉県の西部:秩父近くにあるんだが、初めて知った。寄居町や小川町、越生(おごせ)町などはよく知っている。だから、どうして初めてなのかわからない。ともあれ今はときがわ町。圏央道の開通で東部:幸手市からもぐ~んと近くなった。
ここにシュウカイドウ(秋海棠)の一大群生地があるという。時期が遅いのはわかっている。だけど「せっかく埼玉まで来たんだから、一度行ってみよう」ってことで走って来た。
町に入って、急にサイクリングを楽しむ人の数が多くなった。田は黄金色に輝き、それを縁(ふち)どるように色鮮やかなヒガンバナが咲き乱れる。山からの湧水が豊富なのか大量のペットボトルに水を詰め込む人の姿もチラホラ。水がいいから豆腐を扱う店が多い。「おからは無料です。ご自由にお持ち帰りください」の立て看板に、俄然、この町への興味がふくらんだ。
川があり、山があり、空がある。少し登った山の土手には「鹿の食害で花が少なくなった」とは言え、今も大量のシュウカイドウ。少し黒ズミはじめた花を見つめて出るのは、ただただ「あ~、もう少し早く来ればよかった」の後悔の弁。
初夏には花菖蒲、秋は紅葉がいいと言う。東に関越道、西に秩父街道を控えながら山に隔てられたときがわ町。知らないはずだよ「隠れてた」。だけど・・、「これって、ひとめぼれだよな」。どうやらハートに火が点いた。
by h-fuku101 | 2016-09-29 06:42 | Comments(0)