大蔵秘話 Part.2

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 時は移ってお昼過ぎ。渋沢行きのバス停で一人の山男から声がかかる。

 「このカメラってフルサイズですよね。ちょっと覗かせてもらっていい?」
 「はいっ、どうぞ、どうぞ」

 聞けば、毎回、大蔵尾根(バカ尾根)を登り、降りてくるという77歳。秋田・大曲出身の集団就職組だという。

 「横浜で開かれる『シーピー・プラス』って知ってる?」
 「はいっ、今年も行きます」
 「あっ、行くんだ。俺はもう20年以上通ってる。でもね、俺は今でもフィルム・カメラだ。息子のデジタルを時々借りて、写すこともあるんだけど、あとのパソコン処理がわからなくてね。山なら山のフォルダーを作ることもできるの?」
 「一日撮った写真を選別するからちょっと煩瑣ですけど、できますよ」。この後、おやじが知る範囲内でのパソコン教室になった。

 大曲(おおまがり)。ここの花火大会は新作発表で有名だ。「学生のとき、学校をさぼって川舟で観に行ったことがある。翌日、担任から怒られたなぁ」。

 大蔵に行くと、山の空気と元気な年寄りに会え、身体の隅々にまで力とやる気が充てんされる。

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by h-fuku101 | 2017-02-09 06:18 | Comments(0)

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