野仏の道
19日(日)、久しぶりに弘法山を訪ねる。
「秦野の駅で太巻きを買い求めてっと。で、それを権現山のてっぺんで食べるっと」。これから歩く道をシュミレートしないで、家を出る前から考えるのは、ただただ “食生活” のことばかり。
山は早くも春霞がかかり、富士山は影も形も見えない。大きく様変わりしているのは山に向かう人の数。「前を3人歩いているなぁ」と思い、振り向くと後にはまた2人。登り口には別の3人が準備体操の真っ最中。登山ブームの波はここにも押し寄せている。
権現山のテーブルはすでに満員だ。 “団塊世代グループ” があちこちに車座になっているが、もう少しすると桜を楽しむ親子連れなども混じり、大賑わいの頂上広場になることだろう。
鶴巻温泉まであと少しというところで、「野仏の道」という初めて見る案内板が目に入った。
「よしっ、ここから降りていくか」。まだあまり人が歩いていないようで、秋に積もった落ち葉が色濃く残っている。途中にはみかん畑。情緒がある、なかなかにいい道だ。その先には昔からの住人と新興住宅に暮らす人とが微妙に入り混じる町が開けている。
by h-fuku101 | 2017-03-21 06:46 | Comments(0)