「主題の外」の開き直り
久しぶりに気持ちのいい朝がやってきた。そうだ、生田の森に入ろう。
少しばかり霞(かす)んで見える神社跡。往時の在処(ありか)を示す幾何学的に並べられた石柱に今、朝の光りが「サッ!」と射し込んできた。この時期の、この時間は、この光りの筋を見たくてここにやって来る。
参道脇のモミジとイチョウはまだ青い。だから、撮った写真は全体的に暗い。「これは寄る年波からくる好みの色か、それとも性格の反映か・・?」
「あれっ、ここにあるワンポイントの赤は何だ?」。
実の名前が思い出せない。以前は喉元まで登って来たのに、今は身体の奥深くうずもれ、動こうともしない。
「え~い、今は実の名前など主題の外だ~い」。何事につけ開き直ることが多くなった気もする。
by h-fuku101 | 2017-10-31 06:57 | Comments(0)