3年越しの「蒲生の棚田」
想いが叶って、今、「蒲生の棚田」に立っている
蒲生(かもう)の棚田。
3年前、確かここは日曜日にしか公開しないとかで、日を合わせて訪れた。が、時刻が早すぎて通行規制が解かれておらず、断念した覚えがある。今回は、いわば “3年越しの想い” を叶える機会でもある。
おやじの “いいかげんさ” は、地図もない、ナビにもヒットしない、聞く人さえいない・・、いわば “ないないづくし” の中、車を走らせていること。が、「捨てる神あれば拾う神あり」。ある国道上に出たとき偶然、ナビに「蒲生城址」という文字が見えた。「あっ、あった!」。その字を追って細い道に入る。
朝もやが濃くなってきた。それも半端なもやではない。先ほどから車のなかで「すごい! すごい!」と連発している。そして、「あっ、ここが蒲生の棚田だ! それも真っただ中だ」と気づく。
上へとたどる道を探し、それでも余韻を求め、ソロソロと走る。山の上からは「あの車、邪魔だなぁ」と言っているかも知れない。が、本当に知らずに入り込んだ道だからこそ許される “許容の時間” はあるだろう。それを目いっぱい謳歌(おうか)させてもらっている。
“3年越しの想い” は今、思わぬ形で実現した。
迷い込んだ道だからこそ撮ることができた一枚
対面の山の紅葉はこの地方特有の色づきを見せている
by h-fuku101 | 2017-11-06 07:14 | Comments(0)