ハナミズキの染まる頃
神無月もきょうで終わり。明日からは早くも霜月に入る。
ハナミズキが見たくなった。「ここがいいか、あそこがいいか」と思案の挙句、選んだのは自宅から自転車で30分弱の稲城市。駅前からつづくハナミズキ並木は、季節になるとそれはそれは見事な花をみせてくれる。「今ごろは紅葉と赤い実がきれいなことだろう」と訪ねてみた。
並木道のほぼ真ん中にある「樹光山常楽寺」は8世紀半ばの天平年間、行基菩薩による開基と伝えられている天台宗の名刹。4年前の戌年、「多摩川34観音霊場札所巡り」をしたときにもお参りしたことがあるが、なかなかいいお寺だ。
ハナミズキが、朝の光を浴びて見事な色づきをみせてくれている。赤く染まった実も照り輝いている。「いゃぁ、なんともきれいなもんだなぁ・・」。ふと気づくと、前日未明にみた半月状の月が天空に残り、白く浮かんでいる。
※「多摩川34観音霊場巡り」は本来、「33番札所:高安寺」で結願(けちがん)するが、4年前に「34番札所:千手院」が加わった。ほかに「客番札所」として深大寺がある。
by h-fuku101 | 2018-10-31 06:30 | Comments(0)