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日本語が亡びるとき


 今、水村美苗著「日本語が亡びるとき」(筑摩書房)を読んでいる。ちょうど、タイトルと同じような思いを抱いているときだったので、迷わず購入した。

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 永年、お世話になった本社ビルが改築されるとき、玄関への案内板に矢印付きで「エントランス」と表示されていた。これが英語で書かれていたなら「あぁ、外国からのお客さま用だな」と理解できたが、表記はカタカナだ。「どうして日本語で書かないのか!」と、腹が立った。

 最近、テレビや会社でもやたらと外国語が出てくる。リーズナブル、モチベーション、イノベーション…。好きなサッカーでも、フィジカル、リベラ…。

 口にこそ出さないが、分からないままに過ごしている人が多いのではないか?これでは言葉や文字が持つ本来の意味はない。
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by h-fuku101 | 2009-09-14 07:30 | Comments(0)

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