時代が求めるもの
ハゼの木の紅葉がきれいだった
「歴史上、尊敬する人は?」と質問されたら、即座に「勝海舟」と答える。
勝海舟。その人物像は、直言実行と徹底した現場主義か。勉強は出来ても、世間知らずな能吏には、本人を目の前にしてバカ呼ばわりし、皮肉にも最後の将軍、徳川慶喜はじめ政敵からは人一倍嫌われたかも知れないが、徳川家を想う気持ちは誰よりも強かった。
時流や世情にも通じていた。江戸城無血開城が大きく取沙汰されるが、時代の流れを読み、大政奉還や議会制の採用などを愛弟子の坂本龍馬などに匂わせていたのも彼だった。封建社会にあっては、まさに命を賭けた動きだっただろう。
政権が代わり、政府関係機関の人事が騒がれている。関係者の多くの目は上を向いていることだろう。だが、そんなときこそ職場第一線に学び、自己を顧みずただひたすらに企業の社会的責任と会社の発展を追求する、そんな人が求められている。
by h-fuku101 | 2009-10-02 07:32 | Comments(0)