足柄峠
電車を待つ人の姿もまばらな足柄駅。切符はもっぱら車内販売だ
夜来の雷雨も、一夜明ければ絶好のお出かけ日和となった。
糸の切れた凧が「こんな機会を見逃す手はない」と、昨日は行く先も決めないまま電車に乗った。降り立った駅はJR御殿場線の足柄。駅前に立つ、熊にまたがったキンタロさんただ一人が出迎えてくれた。
駅前のベニア板に書かれた看板を見て驚いた。明治22年に東海道線が開通し、昭和9年に丹那トンネルが完成するまでの45年間は、この路線が東海道線だったとか。今は沼津、御殿場、松田、国府津などの主要駅以外はほとんどが無人化した、まさにローカル線だ。
足柄峠に向かった。駿河と相模を隔てる要衝の峠で、たどった足柄古道のあちこちに故事来歴が書かれていた。海抜759mの足柄峠。残念ながら富士山を見ることは出来なかったが、何ともロマンあふれる道、そして峠ではあった。
先日、「キンモクセイ」で、三島大社の樹齢を「170年だか200年だか」と書いたが、とんでもない。再調査した結果、「推定1200年を超える」と判明した。昭和9年に国の天然記念物に指定されている。囲碁の定石と同じで、ウル覚えはいけませんなぁ。どうもすみません。
by h-fuku101 | 2009-10-16 06:05 | Comments(0)