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2018年 10月 30日 ( 1 )

映画「日日是好日」から

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 映画「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」。森下典子著「日日是好日ー『お茶』が教えてくれた15のしあわせ」(新潮文庫)を映画化したものだが、全編を通して静かに、それでいて大きな存在感を放つ樹木希林さんというかけがえのない人を失ったことが、今さらながらに痛い。

 舞台は主人公典子(黒木華)の自宅と「武田」というお茶の師匠(樹木希林)宅の茶室、そして、湘南の海岸・・。

 20歳の主人公が母のすすめでお茶を習うことになった。最初は、 “ 袱紗(ふくさ)さばき ” もなにもわからない。理由を知ろうと質問するが、「まずは形を覚えることから入りましょう。頭で覚えよう、理解しようとせずに、身体に覚え込ませてください。魂(たましい)はあとから吹き込めばいい」が印象的。その後、典子は、20有余年にわたって身の回りに起こることをお茶を通して見つめていく。

 感動を与えられる映画ではない。だが、印象に残る言葉や仕草、動きが小さな感動となって体内に芽生え、それが胸の鼓動に呼応して高まりへと変化し、人に伝えたくて仕方なくなる・・、そういう感動という “ 形 ” もあることを知らされた。

 今、原作を読みたくて仕方ない。


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by h-fuku101 | 2018-10-30 05:50 | Comments(0)