ドウダンツツジに魅せられて

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 ドウダンツツジ。釣鐘状の花の可愛さに魅せられて驚き、ツツジ科の花と聞いて二度びっくり。秋、それが真っ赤に色づき、すっかり忘れ去った名前を再び聞いて、三度目の驚き・・。初めて出合ったその年に三度も驚かされては忘れようにも忘れようがない。

 ただ、春の花期と秋の紅葉期以外、庭木や植え込みに多く使われているこの木を意識することはほとんどなかった。思えば罪深いおやじではある。

 小春日和を思わせる一日、二人の女性が紅く色づいたドウダンのそばに腰をかけ、談笑している。なにかいい絵になりそうな気がし、断りを入れてシャッターを切る。これまでにこの絵には何度か挑戦したが、そのときはいつも無人。初めて “ それなりに気に入る ” 写真が撮れたと喜んでいる。

 ドウダンツツジ。「上品」と「節制」の花言葉を持つこの木は、思えば昭和記念公園のあちこちに植えられているものではある。


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by h-fuku101 | 2018-11-30 04:56 | Comments(0)

秋色いろいろ

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 「晴れのち曇り、夜は雨」の天気予報で一日がはじまった。「急がないとな~んにもできない一日になっちゃうぞ」とでも思いせかされるのか、こんな日は不思議と “ やる気スィッチ ” が入る。思案投げ首の末、昭和記念公園を訪ねた。

 開園まで10分ほど。回る順路はもう組みあがっている。

 ことしは結局、ナンキンハゼを見ないまま終わってしまった。ドウダンツツジの紅葉は今が見頃。イチョウは落葉がすすみ、足元の色づきが日増しに色濃くなる・・。

 都心より2~3℃は紅葉が早いと思える昭和記念公園。「きょうって最高じゃありません?」と声をかけてきた女性が、同行しているおばあさんの写真を撮り続けている。「わー、きれいだ、きれい」とはしゃぐおばあさんの素直でかつての若さを発露するような喜びようが、女性の “ やる気スィッチ ” に火をつけたんだろう!?

 「いや、ほんと、きょうは今シーズン一番の秋色ですねぇ」。


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by h-fuku101 | 2018-11-29 06:01 | Comments(0)

ほんの1~2分で済む用事・・

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 川崎で「ほんの1~2分で済む用事」とは食パン買い。

 店の名前は「乃が美」。食パン専門店で、なんでもこの1年、yahoo(ヤフー)の年間検索数が急上昇したとかで「検索大賞2017(食品部門賞)」に選ばれた店らしい。

 朝11時開店。月曜日が定休日で、先週土曜日に予約電話を入れたら「火曜日までお待ちください」との返事。で、約束した正午前に赴(おもむ)いたって次第。店には5~6人の先客がいた。予約専門店と聞いていたが「当日売り」もあるようだ。が、おやじが着いた時点で「あと5本でお終いです」という。「おいおい、まだ正午にもなってないぞ!」。

 「完売次第閉店」っていうんだから恐れ入る。

 「パンを買ったら多摩川辺りを散策して、なにかおいしいものでも食べて、それからのんびり帰ってくるか!?」・・なんて呑気なことを考えていた自分が甘かった。まだ湯気があがるパンを持ってブラブラ歩きなんてできっこない。おいしいはずの昼ごはんは、それこそかき込むだけの立ち食いうどんと相なった。

 でも、騒がれるパンだけに、さすがにおいしいですなぁ。

by h-fuku101 | 2018-11-28 06:41 | Comments(0)

被写体さがし

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 雨戸を開ける。

 けさは幾分、曇り空。さっと室内に流れ込む空気も、どこかあたたかさを含んでいる。

 毎朝、一番に見上げる「明けの明星」がけさは見えない。楽しみが奪われたようで、自分のものでもないのに寂しさが募る。

 そういえば、昨日はどこへも出かけなかったなぁ。きょうの予定は正午に川崎だが、その用事もものの1~2分もあれば済む。さて、どこかにいい被写体はないものか!? 

by h-fuku101 | 2018-11-27 05:51 | Comments(0)

本土寺にて

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 久しぶりに千葉県松戸市にある長谷山本土寺(ちょうこくさん・ほんどじ)を訪ねた。

 ここは池上の長栄山本門寺、鎌倉比企ヶ谷の長興山妙本寺とともに “ 朗門の三長三本 ” と呼ばれた名寺。廃仏希釈により今はかつての威容こそ望めないが、高くそびえる五重塔や七堂伽藍が訪れるものの心を癒してくれる。

  参道はJR常磐線の北小金駅近くからすでにはじまっている。そこから約10分、二体の仁王像が久しぶりに訪れたおやじを迎えてくれた。さて、今回で何度目の訪問だろう?

 あじさいでよく知られている。花菖蒲もいい。ただ、おやじがその時期にここを訪ねたのは1回切りで、あとの数度はもみじの頃。

 今回、「入山料」を支払う受付に人の姿はない。「ただいま無料開放しています」の張り紙が、「あゝ、見ごろはまだ先だなぁ」と知らせてくれている。今年の紅葉はやはりおかしい。すでに色づいている木があればまだ緑のままの木も・・。ただ、それも縮れはじめている。夏の暑さがそれほどに異常だったのだろう。

 きれいな紅葉・黄葉だけを撮らせてもらって早々に本土寺をあとにした。


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by h-fuku101 | 2018-11-24 06:37 | Comments(0)

平林寺を訪ねて

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 武蔵野のおもかげを今に残す・・。おもかげを構成するのは手入れの行き届いた雑木林だが、それが埼玉県の平林寺にある。

 JR武蔵野線新座駅から歩いて約20分、川越藩主松平伊豆守信綱が庇護した平林寺はまた大河内松平家累代の菩提寺。信綱夫妻はもちろん、祖父秀綱、父久綱ら一族が眠っている。また、信綱が川越藩主の頃、ともに「野火止用水」の開削と藩の発展に貢献した安松金右衛門や小島助左衛門の墓もある。

 信綱が「島原の乱」を平定したのは寛永14年(1637年)。その際、犠牲となった多くの士卒や庶民を弔うため、「200年遠忌」を機に建立された供養塔もある。

 平林寺が「武蔵野のおもかげを保全する努力」を重ねておられるのを強く感じる。そのおかげで広い境内林を散策していても心が落ち着き、安らぐ。

 残念だが、この10月からもみじの一等地が立入禁止となった。が、それも “ 寺院本来の修行 ” のためとあれば仕方ない。


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武蔵野のおもかげを匂わせる雑木林2題(上・下)。もみじが色づけば壮観だ

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本堂から大河内松平家の大廟所へつづく「座禅灯篭」


by h-fuku101 | 2018-11-22 06:47 | Comments(0)

菊花に寄せて Vol.2

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 「舌の根も乾かぬうちに」とはまさにこのこと。「神代植物公園よ、ひとまずさようなら」といったのは、ついひと月前。朝令暮改と言うかなんと言うか “ 一貫性 ” などぶっ飛び、その日その日の思いつき次第。「神代でもそろそろ菊花展の頃だな」などと思った途端に足が向いている。

 正面口から入ると、もうそこは菊、菊、菊・・。おやじの父親もそうだったが、好きな人っていうのは手間、暇(ひま)を惜しまない。「丹精込めて」とはこう言うことなんだろうが、それがひしひしと伝わってくる。

 菊花を詠んだ句がないかと調べてみる。

 百三歳 菊に映えたる 笑い皺   日野市 手塚さん
 懸崖の 菊の百花に 百の影    豊島区 石井さん
 誇るもの 持たず八十路や 乱れ菊 豊島区 宮原さん

 かつては水原秋櫻子さんも詠んでおられる。
 嵯峨菊の 暮光も天に のぼりけり

 菊花も句も、あゝ、爪の垢のひとかけらなりとも分けてもらいたい。


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by h-fuku101 | 2018-11-21 06:20 | Comments(0)

菊花に寄せて Vol.1

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 菊で思い出すのは菊人形。東京に来てからはとんと縁がなくなったが、大阪時代は秋の遠足といえばこれ。沿線には奈良・あやめ池、京阪電鉄沿線では枚方(ひらかた)。時代も時代、出し物といえば決まって歴史上の人物だった。

 菊に思いを寄せる人は多い。

 「日本菊花全国大会」なる催しには全国各地から数多くの作品が寄せられていると聞くし、事実、おやじの父親も、この時期には小さな庭いっぱいに「あつもり」や懸がい、盆栽などを並べては楽しんでいた。

 丁子(ちょうじ)、嵯峨(さが)、江戸(えど)、肥後(ひご)、伊勢(いせ)など、たくさんの種類があるという。とても覚えきれない。すっかり足が遠退いてしまった神代植物公園や新宿御苑を久々に訪ねてみた。


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by h-fuku101 | 2018-11-20 08:42 | Comments(0)

黄葉真っ盛り!

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 イチョウの黄葉がすすんでいる。

 16日(金)、「カメラ修理が終わりました」とC社サービスセンターから連絡があった。紅(黄)葉の一番の駆け込み時だけに大急ぎで銀座へ出る。足はちょうど地下鉄銀座線。帰りには「青山1丁目駅」なり「外苑前駅」がある。

 神宮外苑のイチョウ並木の見頃にはまだ少し時間がある。ところが、外国人旅行者が “ こわいもの知らず ” か、それとも “ 旅の恥はかき捨て ” 意識かは知らないが、道路の真ん中まで出て写真撮影。係の人の「車道には立ち入らないでください」など届きようはずはない。

 明けて17(土)、18日(日)は昭和記念公園の「開園1時間繰り上げ日」。 うれしいことだ。

 10分ほど前に西立川口に降り立つ。まだ10人ほどが並んでいる程度。焦る気持ちを抱くことなく開園時間を待つ。週間天気予報の「雨」がみごとにはずれ、時間が進むにつれて快晴に。きれいに色づいたイチョウがまぶしく照り輝いている。


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by h-fuku101 | 2018-11-19 06:08 | Comments(0)

箱根を歩く Vol.3 大涌谷から

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 「火山性ガスの濃度が高くなりました。気分が悪くなられた方はお申し出ください」。これは大涌谷に流れる音声案内の一部。何種類かの案内があるようで、この他に「係員の指示に従い、退避願います」のようなものもあったなぁ。

 大涌谷の火山活動が活発になったと聞いたのは、たしか3年前のこと。そのときの水蒸気噴火で新たな火口が形成されたとも聞いた記憶がある。久しぶりに大涌谷に入り、明らかに煙の量が違うのに驚きもした。

 この日は、気分が昔がえりしていたようだ。普段は絶対に買わない黒たまごの列に並び、5個入りの紙袋一つを土産替わりにした。

 そういえば、今度の箱根歩きでは富士山の姿を一度も拝むことができなかったなぁ。残念なり~。


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by h-fuku101 | 2018-11-17 06:53 | Comments(0)